まあ、マインドフルネスというより、元ネタであるサマタ/ヴィパッサナー瞑想なんですけどね(汗)
最初は、熊野 宏昭教授の 実践!マインドフルネス を参考にして、瞑想を行っていたのですが、
その中で 呼吸による癒し(ラリー・ローゼンバーグ) が紹介されていまして、早速読んでみたら、ドはまりした経緯は下記の記事に書きました。
で、この 呼吸による癒し を読み始めて・・
現在2回目に突入しました。
読めば読むほど、うなりまくる文章表現連発で、まさに
名言製造機(本)の様相を呈してきています。
最初は印象的なところに付箋を貼っていたのですが、ページをめくるごとに心にガツーンとくる文言が書いてあり、結果的に付箋だらけになってしまいました(汗)
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「あれ?これ付箋を貼る意味なくね?」
と気づいてしまうほど素晴らしい本で、一瞬ブッダのことば通り占いをやめてしまおうかと思ったぐらいです(汗)。
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あ、そうそう、マインドフルネスを一週間続けた結果でしたね。
以前、私が行っていた瞑想方法は呼吸をコントロールして、強いイメージを浮かべるものでした。
私がマインドフルネス、ヴィパッサナー瞑想で一番驚いたのは、呼吸やイメージをコントロールしないことでした。
自然な呼吸に任せて瞑想するということを知った時、「そんな方法で深い瞑想状態に入れるのかよ」と疑問に思ったのです。
マインドフルネスの効果を五行易で占った時、凄く良い結果が出たので、半信半疑で行ってみたのです。
まず、結跏趺坐で座ります・・
お腹の膨らみと縮みを感じながら自発的な呼吸を観つめます・・
そうすると、さまざまな雑念が出てきます・・
雑念に感情的な反応をせずに、ただ観つめ続けます・・
感情的な反応をしてしまって、いつのまにか思考が働いてしまっても、ハッと気づいてまた呼吸に集中しつづけます・・
少し時間がたってくると、足や腰に痛みが出てきます・・
呼吸を感じながら、痛みを感じる場所に注意力を向けていきます・・
そうすると、痛みが弱まってくるのを感じます・・
再び自然な呼吸に集中していきます・・
こんな感じで毎日瞑想しました。
ずっと呼吸をコントロールする瞑想法を行ってきたせいか、最初は自然に呼吸するのが、どうして良いかわからず戸惑いました(笑)
過去のトラウマなどの感情的な記憶(イメージ)がポンポン浮かんできましたが、無理に打ち消そうとせずなるべく真正面に捉えて客観的に観続けることにより、次第に消えていきます。
それを繰り返していくと、厚い雲に覆われて薄暗かった空が次第に晴れてくる様な感覚があり、気持ちがスッキリしてきます。
「ああ、これは過去の浮かばれない感情(傷)に対しての供養(癒し)なのだな」と思いました。
ポジティブシンキング系では、ネガティブな記憶をポジティブな記憶を打ち消す方法が多いですが、それはくさいものにフタをすることであり、無視することであり、逃避であって、その傷ついた記憶(感情)たちは本当には癒されていないかもしれません。
この瞑想で一番不思議なのはただ呼吸しているだけで、清涼な満足感があるのです。
ただ存在しているだけでいい・・という感じでしょうか。
それはこれまで散々スピリチュアルを体験してきた私にとって初めての経験でした。
今までの刺激的なスピリチュアル、自己啓発、占いなどの体験、方法、考え方に慣れてしまい、自分の感覚が麻痺していたのかもしれません(汗)
マインドフルネス瞑想(サマタ/ヴィパッサナー瞑想)を始めて一週間しか経っていませんが、これは素晴らしい瞑想法だと実感しています。
文字通り、マインド(心)フルネス(満たす)瞑想ですね。
こんなに身近なところ(呼吸)に心を癒す鍵が隠れていたとは思いませんでした。
個人差はもちろんあります。
呼吸を観つめることは微細な事であり、瞑想は心の世界を観ることであり、なかなか実感わかない人もいると思いますが、わからないなりにコツコツやっていけば、いつのまにか精妙な効果を実感できるようになるのではないでしょうか。