五行易的 ”地火明夷” の見方(64卦シリーズ-47)

前回は、宴会という意味がある雷火豊でした。

現代風に置き換えれば、夜にお酒を飲みながら、音楽を鳴らし、みんなで騒ぐ象ということで、EDMやクラブやレイブを想像させます。

レイブの語源というのは、みなさんご存知でしょうか?

ロンドンのジャマイカ系移民の俗語で「自分に嘘をついて無理矢理盛り上がる会合」を意味しているそうです・・・

 

今回は

 

 

地火明夷(ちかめいい)

 

 

 

です。

上半分の外卦は坤(こん)です。

坤は大地の意味です。

下半分の内卦は離(り)です。

離は火であり、太陽の意味です。

これらの意味を合わせれば、大地の下の太陽が沈むということになります。

太陽が大地に潜れば、太陽の光が消え、地上は暗黒になります。

これは、あたり一面真っ暗で、何も見えずに歩けば怪我をする確率が上がります。

『明夷』の明は明るさです。

夷は傷の意味があり、明らかなものが破られる意味になります。

 

爻位や六親の組み合わせから見れば、太陽、明るさを意味する火の五行が三爻に隠れています。

三爻、四爻は天と地の境目であり、内卦に火の五行が隠れていますので、太陽が大地に沈んでいく様を表し、暗黒の意味になります。

相手を表す応爻は初爻にあります。

初爻は足の爻位であり、世爻の五行は土で、応爻は木です。

暗黒の中を歩くのは、目の前が見えないのですから、最も足を怪我しやすいことになります。

故に、地火明夷には暗黒、怪我、傷害、見えない、果てしない、探索、危険などの意味があります。

なので、この卦が出たらあまり運気は良くありません。

いくら用神が強くても、なんとなく気分が晴れない、気持ちが悪い、先が見えない、わからないなどの意味が付随しやすいので、注意が必要です。

まあ、基本的には周りが真っ暗になれば、先に進まず家に帰れば良いのです。

無理をすれば、必ず危険が伴います。

 

また、この卦は遊魂卦(ゆうこんか)です。

卦を見ると、二爻と五爻は天人地で分けると、内卦の人の爻位、外卦の人の爻位となります。

共に陰爻で、これは家(二爻)にいる人が、道(五爻)にふらふらと遊びに出かけていくことを表します。

なので、遊魂卦は別れる、出かける、不安、さまようなどの意味があります。

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★★ 用神は官鬼

まあまあです。

世爻に仕事の意味のある官鬼があり、自分である程度コントロール出来る仕事を持っている証です。

しかし、官鬼の原神である妻財午火が隠れて伏神です。

伏神ということは、安定して官鬼を生じることが出来ないことを表して、長期的な仕事運を占えば、良くない組み合わせです。

妻財は世爻の原神でもありますから、自分の精神状態も表します。

飛神である兄弟亥水に剋されて、ストレスが多い暗示です。

また、相手を意味する応爻に忌神である子孫卯木があり、初爻は部下の爻位であり、あなたが部下を持っているならば、反抗的で手に余る状態を表します。

 

 

異性運

男性の場合 ★★ 用神は妻財

用神である妻財の五行は火で、世爻が土であり相生関係で悪くないですが、伏神で隠れて本卦に現れていません。

飛神である兄弟はライバルであり、三爻は寝室、ベッドの爻位であり、妻財午火が隠れているということは、ライバルに奪われやすい暗示です。

応爻は相手の状況であり、世爻を剋して、何かと邪魔が入りやすい間柄でしょう。

また、地火明夷の意味から悩みが出やすい、隠れて付き合うなどの暗示があります。

 

女性の場合 ★★★ 用神は官鬼

用神の官鬼が世爻にあり、自分の所に男性がいる暗示で悪くはないです。

ただし、長期的な付き合いだと疑問符がつきます。

原神である妻財午火が隠れて、飛神に剋されて弱くなりやすいです。

原神は官鬼を強くするもので、弱ければ長く続きません。

世爻と応爻が相剋関係であり、相手の家族や親族から反対されやすい間柄です。

男性の異性運と同じく、地火明夷の意味から悩みが出やすい、隠れて付き合うなどの暗示があります。

 

 

金運 ★★ 用神は妻財

あまり良くないです。

妻財が火の五行で、世爻の土を生じるのは良いですが、肝心の妻財自体が飛神の兄弟に剋されて弱くなりやすいです。

伏神は、飛神に生じられるか、飛神を剋する場合に本卦に出やすいです。

なので、この場合の妻財はもっとも本卦に出にくい(実体化できない)意味で凶の組み合わせなのです。

地火明夷の意味から、『暗い=火が弱い=金運が悪い 』という意味になりやすいです。

 

 

学業運 ★★★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

勉強、資格運は悪くないです。

用神である父母の五行は金であり、世爻が土で相生関係です。

また、世爻は丑土であり、金の墓になります。

十二運の墓の意味には、収蔵、入れる、掴むという意味がありますから、自分でゲットする暗示です。

自分(世爻)が父母を生じているので、努力すればもっと良くなります。

 

試験運も悪くないです。

世爻に合格の意味のある官鬼があり、自分の手元に合格が来る暗示です。

しかし、応爻は志望校の意味になり、官鬼が最も忌む子孫があります。

応爻の子孫卯木のみ動爻になれば、試験日に不利なことが起きるか、例え合格してもその志望校には行かない暗示になります。

 

 

外出運 ★ 用神は世爻

悪いです。

目的地である応爻に子孫があり、五行は木で世爻を剋する忌神になります。

これは、目的地で不順が起こりやすい暗示です。

特に、子孫が発動したり、世爻が弱ければ、出先の怪我、病気に注意です。

 

 

創造力・アイデア運 ★ 用神は子孫

悪いです。

用神である子孫の五行は木で、世爻の土を剋するからです。

官鬼には雑念の意味があり、丑土があれば夜中の意味で、地火明夷の意味と合わせて、陰が非常に強いです。

これは気分が非常に暗くなる暗示でもあり、そんな精神状態ではアイデアも浮かびにくいです。

なるべく陽の強い所(暖かい場所、明るい場所、南側)に出かけたり、日光を浴びれば改善が期待できます。

 

 

健康運 用神は世爻

世爻の強さ次第ですが、原神の妻財が隠れていて、飛神に剋されることもあり、非常に精神が落ち込みやすいです。

また、妻財の十二支は午火であり、心臓の不調が出やすいでしょう。

初爻は足の爻位であり、世爻の忌神がありますから、足の不調(怪我、痛み)に注意です。

 

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