五行易占例:水天需の女性(独発の意味)

ある営業職の女性は自分が扱う商品の売れ行きが悪く困っています。現状の仕事運を占い、水天需水風井に変わる卦を得ました。

 

 

午月己未日 空亡ー子丑

仕事運なら官鬼を用神としますが、初爻の妻財子水が独発しています。

独発(どくはつ)

一つの爻のみ動爻になること。独発は重要な働きであり、用神に関係ない爻が独発したとしても無視できない。特に独発になった爻のエネルギーがどの爻に向かって行くかに注目する。相生相剋も見るが、冲と合・十二運(長生・病・墓・死・絶)も重要になる。また、占った事柄より別に重要なことが起きるのであれば、そちらを優先して表す働きもあるので油断できない。吉凶・応期・原因・性質・象意などを良く表す。五行易は独発や太過を上手く判断できないと、的中率は落ちてしまう。

 

妻財はお金や品物の意味がありますから、これは売上や商品でしょう。

妻財は月破となり、空亡で回頭剋で弱くて、少ないという意味の螣蛇があり、商品がなかなか売れません。

回頭の剋(かいとうのこく)

回頭剋ともいう。動爻の十二支が変爻の十二支から剋されること。動爻が自ら弱くなるということで、用神や原神が回頭剋になれば一般的には凶である。また、回頭生・回頭剋は他の動爻からの生剋よりも影響力が強いとの説もある。

 

世爻に子孫があって妻財子水を生じる五行で、本人は売るために努力しています。

しかし、肝心の妻財が月日から不利な影響を受けて、現状のニーズに合っていません。

ですから、この商品を売っていくのは難しいでしょう。

取り扱う商品を変えたほうが良いと思います。

 

 

 

 

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