五行易的 ”火天大有” の見方(64卦シリーズ⑧)

前回は見た目とはちょっと違った運気であった火地晋(かちしん)でしたね。

 

今回は見掛け倒しではありません。

 

64卦の中でも屈指の強運を誇る・・

 

 

火天大有(かてんたいゆう)

 

 

になります。

 

それでは、卦自体の組み合わせからみていきましょう。

外卦(上半分)は離(り)です。

離には美しい、光、太陽などの意味があります。

内卦(下半分)は乾(けん)です。

乾は天、珠、宝石などの意味があります。

乾の五行は金であり、これは金属、石などを表し、意味を合わせれば、貴重な宝石(金銀財宝)だと解釈します。

そうすると、外卦には太陽の意味の離がありますから、太陽が空に昇り、その財宝を照らしているような非常に豪奢で富に溢れている情景を表してします。

その上、財宝を表す乾は内卦にあり、自分の手元にあるということで、大いなるものを有するということで大有となります。

 

六親五類と爻位から見ると、応爻(相手)に官鬼があり、官鬼は偉い人の意味があり、五行は火で、世爻(自分)の土を生じて、その偉い人が助けてくれる意味があります。

金銀財宝(お金、資産)の意味のある妻財は家の爻位である二爻にあります。

そうすると、家に財宝が満ちることを意味して、お金や資産があることになります。

四爻になる兄弟が隣で、世爻と相合関係で、相合は親密、仲が良いの意味がありますから、友人が多いです。

※ピンクの線が相合関係を表す

これも、周りに人が集まり余裕があるという意味で、大有、おおらか、寛大の意味にも一致します。

 

また、この卦は帰魂卦(きこんか)です。

内卦の天(三爻)、地(初爻)、外卦の天(六爻)、地(四爻)が同じ陽爻になり、この組み合わせは帰魂卦になります。

帰という漢字がありますから、遊魂卦(ゆうこんか)と意味が逆になり、帰る、安定、保守、家に居るなどの意味になります。

 

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★★★ 用神は官鬼

基本的には良い運です。

仕事の意味のある官鬼の五行が火で、世爻を生じて相生関係だからです。

五爻(下から五番目)は上司の爻位であり、世爻と同じ五行で志を同じくして良い関係で協力してくれます。

初爻(一番下)は部下の爻位であり、世爻の十二支は辰土であり、これは水の五行の墓庫ということで、世爻が子孫子水を墓にいれるということで部下を良く管理するという意味になり、良いことです。

※水(縦)と辰(横)が交差するところを見てください

異性運

男性の場合 ★★★★ 用神は妻財

妻財は家の爻位である二爻(下から二番目)にあるということで、良く家庭を守ってくれる堅実な女性の意味になります。

ただし、妻財の五行が木であり、世爻を剋してしまう(相剋関係)ので、家庭では妻に頭が上がらないでしょう。

恋愛運の場合でも二爻に妻財があるということは家庭的な女性であり、安定した付き合いを期待できます。

また、内卦は乾で火天大有の意味からも、付き合うと金運をもたらしてくれる女性になります。

 

女性の場合 ★★★★ 用神は官鬼

官鬼が相手の爻位である応爻(夫、彼氏の意味で、応爻にあるということは相手にふさわしい、気に入っているということ)にあり、なおかつ五行が火で世爻を生じて(相生関係)相性が良いでしょう。

官鬼のある六爻は老人などの意味があり、かなり年が離れているかもしれません。

現状を占った場合は遠くにいるという意味にもなり、遠距離恋愛や海外などに出張している場合もあります。

また、二爻は家庭の爻位で、妻の意味のある妻財がありますので、既婚者の可能性もあります。

 

金運 ★★★★★ 用神は妻財

卦の説明のところでも書きましたが、二爻は家であり、妻財はお金、資産であり、これは家にお金が満ちることを意味して、金運は良いです。

が、五行易の場合は用神(この場合は妻財)の強さが重要な判断材料となりますので、参考程度ということで。

ですが、火天大有の意味自体、金運が良い卦なので、例え妻財が弱かったとしても、ある程度のお金はある可能性はあります。

世爻に父母があり、父母は努力の意味で、あなたの努力次第で金運が良くなります。

 

学業運 ★★★★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

勉強、資格等の運は良いです。

世爻に父母があるので、努力する気概があります。

試験の場合は、合格の意味のある官鬼の五行が火で世爻を生じてこれも良い組み合わせです。

 

外出運 ★★★★★ 用神は世爻

目的地である応爻に世爻を生じる五行である火があり、基本的には問題がありません。

特にビジネス関係の出張や交渉なら得るものが多く、交渉もまとまりやすいでしょう。

が、応爻の官鬼だけが発動してしまうと、一転凶になります。

 

創造力・アイデア運 ★ 用神は子孫

悪いです。

子孫の五行は水であり、水は知恵を表して、初爻は始まりの意味があります。

そして、世爻は辰土であり、十二運でいえば墓になります。

墓には収める、格納するなどの意味がありますから、これはアイデアの種が自分に芽吹きつつあるのを暗示します。

しかし、辰土は土の五行であり、水を剋して、墓の作用も対象の五行を弱める働きがあるので、なかなかアイデアが思い浮かばないことになります。

 

健康運 用神は世爻

基本的に火天大有が格が高い卦になりますので、あまり問題はないでしょう。

でもあくまで、世爻の強さ次第です。

弱ければ、大腸、肝臓、腎臓関係の病気になりやすいので注意が必要です。

 

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