最近、五行易の風水鑑定のお問い合わせが多いので、ご説明していきたいと思います。
普通の風水鑑定は間取り、家全体の構造、外の環境などから判断しますが、五行易の風水鑑定は違います。
「今住んでいる家の風水はどうか?」と思って、コインを振って立卦すれば、間取りと方位を確認したり、現地に見に行かなくても風水の吉凶が占えます。
住んでいる家やマンションのことを思うことさえ出来れば、どんな遠くの場所の風水でも非常にお手軽に判断できるのが、五行易の風水鑑定のメリットです。
では、実際どんな風に鑑定していくのか説明していきましょう。
ある男性は住んでいる家の風水を占い、山天大畜(さんてんたいちく)が水山蹇(すいざんけん)に変わる卦を得ました。
まず、どこから見ていくかですが、最初に下から二番目にある『世』と書いてある場所を見ます。
正式にこれは世爻(せこう)といって、占った本人を表します。
世爻の十二支は寅木で月の寅木と同じ五行で助けられて強いです。
※これを比和(ひわ)といって下の図には書いてありませんが、同じ五行同士は違いを助け合う関係になり強くなります。
なので健康面にはあまり問題のない風水と見ます。
実際、多少の不調はあるが健康は問題ないとのことでした。
次に仕事運を見ます。
勤め人の場合には官鬼(かんき)を見ます。
官鬼には管理される、仕事、名前などの意味があります。
世爻は占った本人ですから、そこに官鬼があるということは定職についているということです。
しかも月が寅木で同じ五行で強く、下から二番目は家の意味もありますので、この家は仕事運には良い風水と見れます。
実際は定職についており、10年以上勤めているとのことでした。
次に金運を表す妻財(さいざい)を見ていきます。
下から一番目と五番目に妻財子水があります。
妻財子水の五行は水です。
水は木を生じて強くしますから世爻を助ける五行となります。
しかも妻財子水は発動して複数あって世爻を生じるので、複数の場所からお金が入ってくる意味です。
しかし、妻財は発動して右側が土の五行に変わって弱くなります。
なので出費が多い風水です。
実際は副業もやって定職以外からのお金も入ってきますが、趣味にかなりお金を使っているとのことでした。
結婚恋愛運は男性なので、女性の意味のある妻財(さいざい)を見ます。
複数の妻財子水が世爻を生じて良いですが、日の十二支が辰土で剋されて弱いです。
なので、女性との出会いは多く付き合ったり結婚はできますが長続きはしない風水です。
実際はバツイチで、現在付き合っている人がいます。
子供の運は子孫(しそん)を見ます。
子孫申金は下から三番目に隠れています(伏神・ふくじん・実際には卦には現れていない状態)。
月の十二支は寅木で、子孫と相冲(そうちゅう)関係で月破(げっぱ・破れる意味)になり、しかも空亡(くうぼう・無いという意味)で居ないという意味になり、子供が出来にくい風水です。
実際は結婚している時に子供は出来なかったそうです。
以上のような感じで風水を見ていきます。
鑑定の大体の流れは分かっていただけたでしょうか。
また、五行易の良いところは風水の吉凶判断だけで終わらないという点です。
十二支や五行で吉凶を判断出来るなら、弱い運気の場所に十二支や五行を強める物を置けば、風水を積極的に改善していくことが可能です。
ここでは詳しくは書きませんが、鑑定を申し込んだ方には必ず改善方法をお教えしていますので、風水鑑定に興味のある方はぜひお申込み下さい。
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