五行易的 ”風火家人” の見方(64卦シリーズ-35)

前回の風天小畜は『長く留まれない』という意味で、まさしくフーテンの寅さん(字は違いますが)見たいでしたね。

あれ?以前にもフーテンの寅さんは引き合いに出したような・・

 

・・まあ、いいや。

 

 

今回は

 

 

風火家人(ふうかかじん)

 

 

です。

上半分の外卦は巽(そん)です。

巽は陰の木であり、長女の意味があります。

下半分の内卦は離(り)です。

離は火であり、陰の性質を持ち中女の意味があります。

この形は、外卦である巽(木)が内卦の離(火)を生じます。

内卦は家の意味があり、風火家人は巽宮の卦です。

これは、ふたりの女性が宮を同じで、共に陰の性質をもち、相生関係で一体となり、例え他人であっても姉妹のように仲睦まじいことを表します。

そういうことから、家人という名前がつきました。

 

爻位や六親から見れば、自分を表す世爻は家の意味のある二爻にあります。

妻の意味のある妻財が世爻にあり、これは妻が家に居ることで、妻が子を生んで共に暮らす象なのです。

また二爻はキッチンであり、妻財は飲食の意味で、五爻にある応爻の火が二爻を生じます。

これは妻がキッチンで食事を作っている意味で、つまり家庭を表します。

故に、家人なのです。

この卦は他に親密、接近、同等、同類、類似などの意味もあります。

 

風火家人は穏やかでアットホームな意味のある卦なので、基本的にはそんなに悪くありません。

が、内卦、外卦ともに陰の卦であり、大きな発展が望めません。

仲間や家族との交流を密にして、保守に徹して守りを固めるべきです。

逆に自分で積極的に動くと墓穴を掘ります。

 

 

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★★ 用神は官鬼

応爻は五爻で火の五行であり、世爻の土を生じます。

上司や社長などの目上の人の気に入られやすい意味ですが、巳火が配置されて微妙な組み合わせです。

五爻の巳火は官鬼申金の長生の地で、良い影響を与えられますが、五行として見れば、火が金を剋しています。

これは、上司や社長にとりたてられるが、仕事の内容が満足できなかったり、役職が上がるが、結果的に影響力は弱くなってしまうのです。

また、転勤すれば運が悪くなる組み合わせなので、なるべく控えた方が良いです。

とにかく、自分で動くと凶になりやすい卦なので、動かないほうが吉になります。

 

異性運

男性の場合 ★★★★ 用神は妻財

良いです。

自分を意味する世爻は家にあり、二爻は家、家庭を示し、妻の意味の妻財があり、妻が家を守っていることで、家庭円満を表します。

また、応爻は子供の意味のある子孫があり、火の五行で世爻を生じています。

これも、家庭円満を表します。

しかし、四爻にも妻財があり、地支が未土であり、世爻の丑土と相冲関係になります。

四爻の妻財が再現して、他に気になる女性が現れるが、手を出してしまうと波乱が起きる可能性があります。

今に自分の環境を大切にして、現状維持を心がけることが大切です。

 

 

女性の場合 ★★★ 用神は官鬼

あんまり良くないです。

官鬼が伏神で隠れています。

これは、卦に現れていないということで、不利な要素になります。

官鬼に墓の地で、男性を手に入れたい(付き合いたい、結婚したい)と思いやすい時でもあります。

しかし、積極的にアプローチをすればするほどドツボにはまる組み合わせなので、間接的にアプローチしましょう。

友人に間に入ってもらったりすれば、うまく行く可能性はあります。

また、応爻は相手の家族も表し、官鬼の忌神である子孫巳火があります。

これは、相手の家族が付き合いや結婚を反対する可能性があるので、相手の親族に対する根回しは重要です。

 

 

金運 ★★★★ 用神は妻財

良いです。

世爻は二爻で家の意味で、家に財産がある象であるからです。

また、応爻は尊位である五爻にあり、五爻は他の爻位より強く、しかも妻財の原神である子孫巳火があります。

基本的には風火家人は、商売や自営業などには良い卦になります。

何故なら、仕事(勤める場合)とは違って利益(妻財)が重要になるからです。

 

 

学業運 ★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

良くないです。

世爻に妻財がある場合は、問答無用で父母を剋してしまうからです。

あまり勉強が身に入らない時期になります。

 

試験は非常に努力を要します。

世爻に丑土があり、合格を意味する官鬼は金であり、これは墓の地です。

墓には収める、収蔵などの意味があり、この場合は「合格したい」という自分の気持ちを表します。

が、自力で頑張れば頑張るほど、状況が悪化する可能性がありますので、自分だけで頑張るのではなく、周りに助けを求めることが必要な時期です。

 

 

外出運 ★★★★ 用神は世爻

良いです。

もちろん、世爻の強さ次第ですが。

災いの意味のある官鬼が隠れ、応爻に世爻の原神である子孫巳火があります。

しかも、子孫は楽しいの意味がありますから、非常に楽しい外出でしょう。

が、この卦は動爻が出てしまうと、不利な状況になりやすいので注意が必要です。

 

創造力・アイデア運 ★★★★ 用神は子孫

良いです。

子孫は強い爻位である五爻にあります。

そして、五行が火であり、世爻の土を生じて、創造力が高まっていることを表します。

他所、他人の意味のある応爻にあるので、特に外出時や人に会ったときなどに、アイデアの良いキッカケが生まれやすいので、積極的に出かけるようにしましょう。

 

健康運 用神は世爻

世爻の強さ次第です。

原神である子孫巳火が弱いと、心臓関係や目の病気に注意です。

初爻の兄弟が動爻になれば、兄弟は足で、初爻は足で、世爻は二爻で脚、股で、下半身系の病気に注意です。

六爻の兄弟が動爻になれば、木は痛みで、六爻は頭の意味で、頭痛が出やすいです。

 

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