前々回にマインドフルネスを行う際に、”はまりすぎないこと” と注意点を書きましたが、
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すみません、はまってます(汗)
まあ、マインドフルネスだけでしたら、毎日ちょっとづつでも行えば効果があるので、ほそぼそとやってれば良かったのですが、前回フライングで紹介した
呼吸による癒し ラリー・ローゼンバーグ
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が、名著過ぎてぶっとんでしまい、それからヴィパッサナー瞑想の奥深さにはまってしまったのですね。
前回でも書きましたが、熊野宏昭著の 実践!マインドフルネス でこの本が絶賛されていたので読みました。
もともと熊野宏昭教授のマインドフルネスのやり方は、集中力を高めるサマタ瞑想と注意のフォーカスを広げていくヴィパッサナー瞑想を中心としたものだったと思います。
まだ、マインドフルネスをやり始めて4日ぐらいしか経ってないので、熊野教授のやり方をちょっと自分なりにアレンジしてやってますが・・
ちゃんとやれば、めちゃくちゃ効果的ですよ
まあ、これはある程度瞑想の経験があったので、熊野教授の言うことが実感として良くわかるかもしれません。
ですが、瞑想の初心者の方でも最初は実感が無くても、毎日ちょっとづつでも続けて習慣化すれば、きっと効果が現れてくると思います。
瞑想、ヨガ、気功、東洋系の武術などの経験の無い方が、マインドフルネスをやるとすぐには効果や実感があまり感じられないかもしれません。
なぜかというと、普段生活していて入ってくる刺激が強すぎ(TVなど)、それに知らず知らず身体や心がその感覚が慣れてしまって、瞑想、気功などで感じる繊細な感覚が捉えずらくなっているのです。
なので、やり始めた頃は自分でも効いているのか、効いていないのか実感が感じられず達成感も無いので途中でやめてしまいやすいのですね。
幸い 実践!マインドフルネス にはCDもついているので、最初は誘導音声に 素直 に従って、やってみることが重要です。
何回か行えば必ずコツはつかめてくると思いますので、それまでは我慢してやってみましょう。
話を 呼吸による癒し に戻します。
私はまだ7割ぐらいしか読んでないですが、読むたびに気づきがあり、マインドフルネスに対しての理解が深まる非常に良い本です。
著者のラリー・ローゼンバーグはアメリカ育ちのロシア系ユダヤ人なので、もちろん西洋人ですよね。
西洋人が東洋文化の事を学ぶと、西洋の目を通して東洋文化を体験することになります。
そうすると、一旦西洋の理論的で合理的な思考のフィルターを通しているので、誰かに教える場合や本で説明する場合に非常にわかりやすくなる傾向があるのかなと。
東洋人が東洋文化を説明すると、東洋文化独特の暗黙の了解などがあり、どうしても抽象的でファジーな説明になりがち(行間を読むなど)だと個人的に感じることが多いです。
これは、タオ療法を学んでいた頃に実感として経験したことでもあります。
私が最初のクラスで習った講師はユダヤ人の方でした。
日本語はカタコトに近かったですが、セミナー自体は非常にわかりやすかった記憶があります。
逆に日本人の講師の時はわかりにくくなったりしました(笑)
その話はいいんですが、とにかくこの本は情熱的であり、詩的であり、理論的な考察もあり、例え話も多く、ヴィパッサナー瞑想がわかりやすく多面的に説明されている上に、なおかつ実践にも役立つという素晴らしい本です。
マインドフルネスからもう一歩深みに踏み出すなら、読んでおいて損はないと思います。