五行易的 ”風沢中孚” の見方(64卦シリーズ-55)

前回は天澤履でしたが、実は私が好きな64卦の一つです。

私は占い師をやっていますが、かなり陰の影響を受けやすい仕事で、自分で陽の気を強くしなければ、確実に陰の気にやられます。

天沢履は世爻が申で陽の十二支、しかも陽爻であり、外卦も乾で陽、内卦は陰で、しかも五行は金で非常にバランスがよいです。

しかも、世爻も金であり、金は音で、五爻は口で、弁が立つ、他人を説得させやすいことを表します。

そして、応爻の官鬼は悩み、世爻が剋して相手の悩みをとくことが出来るのです。

続きを読む →

五行易的 ”天沢履” の見方(64卦シリーズ-54)

前回は視覚によって喜びと怒りがもたらされる意味のある火沢睽でしたね。

最近の研究では、数あるSNSの中でインスタグラムが、若者にとって一番ネガティブな影響があるという結果が・・

また、SNSはたばこやアルコールよりも依存度が高い可能性があると指摘されていましたね・・

続きを読む →

五行易的 ”火沢睽” の見方(64卦シリーズ-53)

前回の山澤損は、損して得取れ系の意味がありましたが、最初から損をするようなことをするのは、誰でもイヤな気持ちになるものです。

いくら最初に損失やミスが出たほうがいいからって、それを望んでいる人はまずいないと思います。

ですが、自分が望む望まないに関わらず、強制的にそういう流れになってしまうのが運命の恐ろしさです。

続きを読む →

五行易的 ”山沢損” の見方(64卦シリーズ-52)

いやぁ、前回の山天大畜は良い卦でしたね。

仕事運、金運、異性運、どれをとっても良い組み合わせだし・・

動爻が無ければ、家でくつろいでいる意味もあるから、安定度抜群だし・・

でも、何か物足りなんだよなぁ・・・・

あ、わかった!!

続きを読む →

五行易的 ”山天大畜” の見方(64卦シリーズ-51)

前回は外面を磨く意味のある山火賁でした。

内面に自信がない人は、外面を磨いても、本当の自信は得られません。

そんな場合は誰か尊敬する人、こんな人になりたいという人を探してください。

つまりロールモデルを見つけて、考え方、行動規範、趣味嗜好を真似してみるのです。

ただし、100%真似するのは無理です。

限界を感じたら、そんな自分を許して次に行きましょう。

続きを読む →

五行易的 ”山火賁” の見方(64卦シリーズ-50)

前回は不動の意味のある艮為山でしたね。

不動といえば、北斗の拳に出てくる南斗五車星の一人、山のフドウを思い出します。

山は動かないから山なのです。

案の定、山のフドウが動いたら、ラオウ軍にやられてしまいましたが・・・

続きを読む →

五行易的 ”艮為山” の見方(64卦シリーズ-49)

前回の地水師は軍団、師団の意味がありますが、その意味を深く理解するには、大人気の漫画の『キングダム』がオススメです。

どれだけ多人数を率いて、強大な敵を倒すことが大変かわかりますよ。

でも、秦王朝の歴史を見てもらえばわかりますが、本当に大変なのは敵を倒したあとの膨大なエネルギーをどう転化して、維持していくかどうかですけどね・・

続きを読む →

五行易的 ”地水師” の見方(64卦シリーズ-48)

前回は暗黒の意味のある地火明夷でしたが、暗黒と聞けば反射的にクトゥルフ神話を思い浮かべます。

昔、『暗黒教団の陰謀—輝くトラペゾヘドロン』というクトゥルフ神話を題材にしたゲームブックがありましたが、これがまた暗闇の中を明かりなしで歩くがごとく、選択肢を間違えれば即ゲームオーバーになるという、ゲームブックの歴史の中で最難関を誇る本でした。

続きを読む →

五行易的 ”地火明夷” の見方(64卦シリーズ-47)

前回は、宴会という意味がある雷火豊でした。

現代風に置き換えれば、夜にお酒を飲みながら、音楽を鳴らし、みんなで騒ぐ象ということで、EDMやクラブやレイブを想像させます。

レイブの語源というのは、みなさんご存知でしょうか?

ロンドンのジャマイカ系移民の俗語で「自分に嘘をついて無理矢理盛り上がる会合」を意味しているそうです・・・

続きを読む →

五行易的 ”雷火豊” の見方(64卦シリーズ-46)

前回の澤火革は、革命を連想させる卦でした。

革命的な歴史上の人物といえば、チェ・ゲバラ、項羽、ラヴクラフト、モディリアーニなどを思い浮かびます(偏ってる?)。

いずれも各分野で多大な功績があった人々ですが、最後は不・・・

続きを読む →