五行の意味(土)


前回は火の五行でした。

 

今回のテーマは『土』の五行です。

ダイレクトに『土』の五行は金を表すこともありますが、正確には

 

土みたいな性質がある気(エネルギー)

 

ということです。

 

・土は『稼穡・かしょく』の性質があります。

※稼穡の意味は、種まきと収穫を表します。なので、土は各五行の季節の切り替わりを表します。例えば、2月と3月(寅卯)は春ですが、4月は辰月で土の五行で春の季節の終わりで、次の季節に向けての準備期間です。

 

・土は水を剋してせき止め、金属を地中で育て金を生じ、木が土に根を張り木に剋されます。

 

※土の五行は金を生じますが、生じた方の五行(土)はエネルギーを漏らされて消耗し弱くなります。また、土と土が出会えば、同じ五行ということで、助けられて強くなりますが、土の十二支は四つあり、丑と未、辰と戌は相冲関係で相性が悪くて、互いに攻撃しあう関係になります。

 

・土は豊穣、包容の性質があり、公平性を表し、古典的なものです。

 

・色は黄色です。

 

・時間は各五行の切り替わりの時間です。

※丑刻は1時〜3時、辰刻は7時〜9時、未刻は13時〜15時、戌刻は19時〜21時です。

 

・季節は・・・

めんどくさいので、図を作ったのを貼ります(笑)

 

・味は甘いです。

※ちなみに五行易では甘いの意味から、糖尿病を表す場合があります。

 

・六獣は勾陳(陽の土)、螣蛇(陰の土)になります。

青竜と痛みと快楽(六獣・六神)①

 

・八卦では艮(山)と坤(大地)です。

 

・天干は戊(陽の土)、己(陰の土)です。

 

・地支は丑土、未土(陰の土)、辰土、戌土(陽の土)です。

※陰と陽で意味が変わってくることがあるので注意が必要です。

基本的には陽が大きくて積極的、陰が小さくて消極的な性質があります。

また、土は全ての五行の墓庫(十二運)なので、意味合いが複雑化しやすいです。

 

・身体で表せば、脾臓(五臓)と胃(六腑)を表します。

※また、消化器系、腸、皮膚、肉の意味もあります。

 

・体型は腰が太く、肉厚でバランスが良いです。

※土は四角ですから、がっしりとした体型になりやすいです。また、水の五行同じで太りやすいです。

 

・土の五常(五徳)は信であり、親孝行で人の意見を聞き入れやすいです。行いは穏やかで信頼性が強いです。

 

・性格は、正直で忠実です。のんびりするの好きで、沈着冷静です。

※土が強すぎれば、愚かで頑固で内向型で動くのが嫌いです。土が弱すぎると、顔が平たく鼻が低いです。信頼性が無く理屈を無視して感情的になります。

 

・場所、事象では、大地、山、畑、農業、土地、建築、家、田舎、故郷、広場、運動場、古典、四角形などを表します。

 

・飲食関係では、スイーツ、穀物、土から取れる食物、棗を表します。

 

・仕事では、不動産、農業、畜産、化学工業、建築、骨董、伝統芸能、デザイン、弁護士、墓地、宗教などです。

 

・風水的には、立地、土台、土地、地面、地下、墓など表します。

 

いったい何が吉凶を決めているのでしょう?

 

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