日本VSコロンビアの卦（試合の占い）

さて、4年に一度の勝負運を占う祭典（個人的に）のワールドカップがやってきました。

 

先日の日本VSコロンビア戦は観ましたか？

TVを持っていない私としては、NHKのネット中継はありがたかったです。

 

もともと、サッカーは好きな方なので、あらかじめ占ってから試合に臨みました。

占ったのは良かったのですが、非常に難しい卦で面食らってしまいました。

 

 

卦よ、もっと簡単に表現しても良かったのでは？(泣)

 

 

では、その卦を紹介したいと思います。

 

勝負の占いなので、世爻(自分側)は日本、応爻(相手側)はコロンビアです。

世爻が強いか？応爻が強いか？で見ていきます。

世爻は酉金で月の午火と日の巳火に剋されて、空亡で非常に弱いです。

 

次に応爻を見ます。

応爻は寅木で、月日は火で、助けにはならないですが、剋されていないので、世爻ほど弱くありません。

これらのことから、パッと見では世爻と応爻の強さを比べた場合、これは応爻の方が強いです。

 

そうすると、コロンビアの勝利・・

 

・・とはなりませんでしたね。

 

結果は2対1で、日本の勝利でした。

 

では、なぜ日本が勝ったのでしょうか？

 

その理由を卦から探っていきましょう。

まず、世爻が酉金で、応爻が寅木です。

そうすると、金は木を剋するので、五行の相性上、世爻の方が組み合わせ的には有利です。

そして、五爻は尊位でもともと強い爻位です。

世爻を用神とすると、六爻の兄弟未土が原神です。

月日に生じられ強くて進神(しんじん)となり、これは十二支順に進んで行くことを表します。

※進神については note の『五行易基礎・完全版』に詳しく書いてあります。

 

ということは、日本が有利になる出来事が起きます。

実際、試合開始早々、コロンビアの選手はレッドカードで一人退場となり、日本は有利に試合を進めることができました。

また、ここで重要なのは、未土が寅木を墓(十二運)に入れることです。

 

墓には、コントロール、管理、穴にはまる、などの意味があります。

五行十二運について

世爻の味方である兄弟未土が、発動して応爻の官鬼寅木を墓に入れて、コントロールして身動きを取れなくするということです。

これで、応爻の不利な要素が増えました。

 

また、応爻を用神とすると、初爻の妻財子水は原神です。

動爻となり、応爻の寅木を生じています。

が、子水は月の午火に冲されて、月破で弱くなりました。

その上、変爻は兄弟丑土に変わり、回頭剋になり弱くなります。

また、六爻の兄弟未土が非常に強い力で妻財子水を剋して、非常に弱い状態です。

こららのことも応爻は不利になる要因です。

 

この卦のポイントを整理しましょう。

 

・世爻より応爻の方が強いが、世爻が応爻を剋する関係

・世爻の方が応爻より爻位が上である

・世爻の原神(兄弟未土)は動爻になり、応爻を墓に入れて、進神で強くなっていく

・応爻の原神(妻財子水)は月破で兄弟未土に剋されて、その上回頭剋になり、弱くなっていく

 

ここまで読んでいる方は、「あれ？、五行易って月日の影響が一番強いんじゃないの？」「月日が世爻を剋し弱すぎて、原神が生じても意味が無いんじゃないの？」と思いそうです。

 

 

そうです、その考え方は正しい。

 

 

しかし、この場合は世爻が空亡（くうぼう）です。

空亡は、無い、なくなる、空洞などの意味があり、良い意味があまりないですが、例外があります。

世爻の酉金が空亡になれば、『酉金＝無い 』の意味になり、これは酉金が実体化していない同じで、月日に剋されないのです。

 

そうすれば、月日は実体化している他の爻に対してしか影響を与えられません。

ちょうど、この卦は試合の前日に占いました。

試合当日は壬午日で、まだ酉金の空亡が明けていません。

なので、世爻は空亡のままで、月日の剋を受けずに試合することが出来たのです。

 

・・・とまあ、ここまで偉そうな解釈を書きましたが、私自身この卦を見たときに、日本ＶＳコロンビアの結果は引き分けになると思っていましたが・・・（汗）・・結果を見てビックリです・・

 

また、今回の例はグループリーグの試合なので、引き分けも選択肢に入れて判断していきます。

これが決勝トーナメントになれば、確実に勝敗を決めるので、引き分けがなく、勝つか負けるかのみを判断しなければなりません。