六爻占術のトラさんが言っている現象で外応(がいおう)というのがあります。
今まで五行易で占ってきた経験から、この外応という現象は確かにあります。
詳しくは下記の本を読んでもらえば分かりますが、
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外応というのは、一種のシンクロニシティ現象の事を言います。
例えば、将来の金運のことを思っていたり、占おうとしたり、占っている最中にコップに入った水をこぼしてしまった場合は、
水→お金
こぼれる→減る(陰)
『お金を失う→金運が悪くなる』と判断します。
反対に飲み物が注がれたりすれば、
水→お金
注がれる→増える(陽)
『お金が増える→金運が良くなる』と判断します。
この外応の判断が難しいところは、すでに占った卦が出ている場合にどう判断していくのか?という事です。
例えば、卦の妻財(お金)が月日の助けを得て強くて、世爻を生じていたとします。
普通は金運が良いと判断しますが、直後に水をこぼしてしまった場合には、
外応を優先するのです。
私の体験した例を話します。
ある女性から金運の占いの依頼を受けました。
その女性はインターネット関連の会社を経営しており、これは自営業に相当するので、収入(妻財)が重要です。
立卦すると、澤水困の動爻なしの卦でした。
基本的に澤水困が出た場合には、用神が強くても『収入はあるが少ない』と判断します。
お金の意味のある妻財寅木が初爻にあります。
初爻は爻位の中で一番位が低いです。
量に換算すれば、一番少ないことになります。
その女性の例では、初爻に妻財寅木があり、日から生じられていたのですが、応爻の子孫亥水が空亡だったのです。
空亡は無い・少ないなどの意味があり、応爻はお客さん・クライアント・取引先なの意味があります。
そうすれば、お客さんや取引先から得る利益は少ないという意味になります。
なので、上記の澤水困の意味と合わせて、『ある程度の収入はあるが少ない』と判断しようとしたその時です。
ふと外を見ると、急に雨が降り出して来ました。
急に雨が降り出せば、雨は水で金運関係ですし、卦と照らし合わせると、子孫亥水の空亡が空けます。
そうすれば、妻財寅木自体が強くなり金運は良くなります。
外に降り出した雨を見て、「金運が良く、会社も上手くいってそうですね」と判断したら、「はい、会社は上手く行って、収入も結構あります」とその女性は答えました。
卦に照らし合わせて見るのは、ある程度五行易に対する経験が必要ですが、そんなに難しく考えることはありません。
周りの現象を陰陽を、その時の気分で捉えれば良いのです。
陰は基本的には凶です。
陽は基本的には吉です。
不快は『陰』です。
快は『陽』です。
コップの水が減るのは、『陰』です。
コップの水が増えるのは、『陽』です。
下降・落ちるは『陰』です。
上昇・飛ぶは『陽』です。
泣き声・怒鳴り声は『陰』です。
笑い声・笑顔は『陽』です。
止まる・渋滞は『陰』です。
進む・順調は『陽』です。
汚い・醜いは『陰』です。
美しい・綺麗は『陽』です。
暗い は『陰』です。
明るい は『陽』です。
閉まる・閉じる は『陰』です。
開ける・開く は『陽』です。
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まあ、基本はこんな感じですね。
何か占おうと思った時、占っている時に周りで上記のことが突発的に起これば、そちらを優先すれば大丈夫でしょう。
基本的には卦の内容が良くても、吉凶の判断は外応を優先したほうが当たります。
あと、カラスが出てくると不吉だと言いますが、私の場合にはカラスは嫌いではないので、悪い結果なるということは少ないです。
その辺は判断する人の気分(快・不快)・好み・状況に左右されますので、注意して下さい。
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