五行の意味(木)

五行シリーズ2回目です。

前回は『水』の五行でした。

 

今回のテーマは『木』の五行です。

まあ、ダイレクトに『木』の五行は木を表すこともありますが、正確には

 

木みたいな性質がある気(エネルギー)

 

ということを覚えて下さい。

 

・木は『曲直』の性質があります。

※曲直は『曲がったもの、真っ直ぐなもの』という意味です。自然界の木々は真っ直ぐなものもあるし、曲がったものもありますよね。

 

・土を剋して崩し、火を生じて燃やし、金に剋され倒されます。

これは言わずもがなですね。

※木の五行は火を生じますが、生じた方の五行(木)はエネルギーを漏らされて消耗し弱くなります。また、木と木が出会えば、同じ五行ということで、助けられて強くなります。

 

・木は柔らくて生い茂るもので、穏健、優雅の性質持っています。

※これは金の五行と真逆の性質があります。

 

・色は緑、青です。

 

・時間は早朝です。

※寅と卯の時間です。

 

・季節は春です。

※寅月と卯月です。

 

・方角は東です。

※卯の方角です。

 

・味は酸っぱいです。

 

・六獣は青竜になります。

※となると、青竜の意味も想像しやすくなりますね。

青竜と痛みと快楽(六獣・六神)①

 

・八卦では震と巽になります。

※震が陽で巽が陰です。

 

・天干は甲(陽の木)、乙(陰の木)です。

 

・地支は寅(陽の木)、卯(陰の木)です。

※陰と陽で意味が変わってくることがあるので注意が必要です。

基本的には陽が大きくて積極的、陰が小さくて消極的な性質があります。

例えば、甲、寅が大木なら、乙、卯が草花です。

 

・身体で表せば、肝臓(五臓)と胆嚢(六腑)です。

※また、木の性質から筋、四肢、関節、毛髪の意味もあります。

 

・木が強ければ、スマートで背が高くて手足が細長く、髪が美しいです。弱ければ、痩せて背が高く髪が少ないです。

※要するにモデルみたいな体型ですね。

 

・木の五常(五徳)は仁で、基本的には素直で優しい意味があります。

※これは、樹木は真っ直ぐに伸び、草花は柔らかく繁殖することからです。

 

・性格では、木が強ければ、穏やかで良心的で理性的です。また同情心に富み博愛主義者です。

※木が強すぎれば、金みたいに振る舞うということで、頑固で自分の正義を押し付けます。木が弱ければ、交際範囲が狭く嫉妬深いです。

 

・場所、事象では、木、草、林、森、竹、紙、木製の家具、細長いもの、棒状のもの、警察、軍隊の意味があります。

 

・飲食関係では、酸っぱいもの、野菜、山菜、精進料理などを表します。

 

・仕事では、木材製品、家具、紡績、機織、建築材料、装飾、紙、花、園芸、アロマテラピーなどです。

 

・風水的には、植物、庭、家具、柱、仕事、事業、職場を表します。

 

いったい何が吉凶を決めているのでしょう?

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