前回は六神(六獣)の大まかな説明をしました。
その六神の一つである青竜の意味は、以下の通りですが、
この中で痛い、快楽が一緒になっているのに私は注目しました。
それで今回のタイトルになったのですが、青竜には良い意味が多いです。
五行易である事柄を占った場合、用神が月日からの五行の助けを得て強くて、その上で青竜があると、吉の度合いが増すのです。
喜び、めでたいなどの意味があるので、当然といえば当然ですが。
しかし、この青竜がある爻位の五行が弱かった場合は、ポジティブな意味ではなくネガティブな意味になり、痛み、痒み、依存などと解釈していくのです。
例えば、健康運を占った場合は、痛みや痒みがでる病気、各種依存症の意味になります。
特に、快楽を過剰に求めて結果的に病気になるもの、すなわちアルコールや薬物依存などです。
では、なぜ青竜がそんな意味になったのか?
六神にはもともと五行があり、五行易では表面的な意味(天干から順番を導きだすため)を表します。
青竜は木で、朱雀は火で、勾陳、とう蛇は土で、白虎は金で、玄武は水です。
基本的には各五行の意味から、六神の性質を分けることができます。
五行はググってもらえばネットに詳しく説明されているので、ここでは割愛します。
※これから先のことは私個人の一方的な考察なので、矛盾点はあると思いますがご容赦を。
青竜の五行は木で、季節は春、方角は東、感情は喜びなどの意味がいろいろあると思いますが、各五行の意味をよくよく考えてみると、火、土、金、水は基本的なイメージとして、無機物的なものor環境的なものが配当されているように感じます。
五行の木(もく)はもちろん植物の木(き)の意味があります。
そうすると、木だけ他の四つの五行と比べてみて、違うところがあります。
それは、生きているもの(植物、生物)=木になっている点です。
実際、木は成長するなどの意味もあります。
他の四つの火、土、金、水の五行は自ら成長するイメージはないですよね。
当然人間は生物であり、成長もしますから、五行で分けたら木になるのではないでしょうか。
人間、生物は常に快楽を求め、苦痛を避ける性質があるとフロイト心理学では言っています。
カリスマコーチとして有名なアンソニー・ロビンズ、ジェームス・スキナーも痛みと快楽のことについて説明していました。
五行の視点からみても人間にとって吉とは、全部ひっくるめると快楽ということになります。
反対に凶は痛みですね。
私は青竜の意味はもともと人間の意味があり、そこから快楽(吉)と苦痛(凶)の両方の意味に発展したと思っています。
これらのことを総合的に考えると、「ホントに古代の中国人は良く五行の概念を考え出したな」と感心しきりです。
最後に痛みと快楽をより深く気づくための曲と本の紹介したいと思います。
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この曲は、残念ながらyoutubeでは聴けません・・
しかし、Applemusicでは聴けます。名曲なので、聴いてみてください。
痛みを乗り越えて、より大きな快楽に向かう力が出てくる曲です。
ちなみに五行の木の色は青です。
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痛みと快楽をいかにコントロールして、願望を達成させていく方法をわかりやすく説明している良著です。