五行易的 ”水風井” の見方(64卦シリーズ-30)

ビジネスの世界で結果を出し勝ち残るためには、他人より先に行動し、それを習慣化させ、繰り返しバージョンアップしていくことの大切さを教えてくれた前回の地風昇でした。

 

今回は、

 

 

水風井(すいふうせい)

 

 

です。

 

 

上半分の外卦は坎(かん)で、水の五行です。

坎は陽の性質がありますが、水は潤下の性質を持ちますので、下に流れます。

下半分の内卦は巽(そん)です。

内卦は下にあるので、大地、地下の意味を持ちます。

巽は陰であり、風が入る場所、すなわち隙間、穴を表します。

大地の隙間から水が下に流れて、集まって水脈を作ります。

巽は細長いという意味もありますから、細長い穴から水を取り出す、すなわち井戸を表します。

 

六親や爻位からの組み合わせを見ると、六爻は天の爻位です。

六親の父母も天の意味があり、五行は水です。

天上の水ということは雨を連想させます。

父母自体の意味も雨の意味があります。

初爻は地面、地下の爻位です。

これは、空から降ってきた雨水が大地を通り、地下まで到達することを表します。

六爻の子水と初爻の丑土が相合します。

相合は重なる、動かないなどに意味があります。

初爻の五行は土で、六爻の五行は水です。

これは水が土と合わさって動かないこと、すなわち井戸ができることを表します。

この自分自身の意味がある世爻は五爻にあります。

六親が妻財になり、妻財は飲食を意味しています。

また、世爻には十二支の戌土があります。

戌土は子孫午火の墓の地であり、子孫は楽しみ、安心の意味です。

これは、井戸水を飲んでホッとしている様を表しているのです。

水は人間にとって欠かせないものですから、非常に満ち足りている状態なのです。

 

また、天(六爻)地(初爻)が相合して合一しています。

天は陽、地は陰であり、これは陰陽が一体となる状態です。

これは陰陽の区別がなくなり、太極もなくなります。

そうすれば、この宇宙も変化しないということで、静という意味になり、静かで穏やかな状態を表しています。

しかし、世爻は五爻にあり、五爻は道路の爻位でもあります。

妻財は飲食、食べ物の意味であり、食べ物を持って外出すること、すなわち故郷を離れるということにもなります。

よって、水風井は静か、安らぎ、安定、移動、溜まるなどの意味があります。

 

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★★ 用神は官鬼

悪くないです。

世爻が貴重な爻位である五爻にあり、これは人を管理する立場にあるという暗示です。

しかし、世爻は土で官鬼は金ですから、自分の立場を維持するためには、請われたことは断らずに静かにやるべきです。

なぜかといえば、水風井は井戸の意味があり、井戸は自分で動けません。

周りが使ってくれて初めて役に立つものだからです。

 

異性運

男性の場合 ★★★ 用神は妻財

妻財は世爻にあり、五爻は貴重な爻位で、これはかなり相手のことを気に入っている証です。

この組み合わせは吉ですが、原神である子孫午火が隠れて伏神になっています。

これは、うまく相手に気持ちを表していないということで、長期的な付き合いには不利になります。

なので、積極的に自分の素直な気持ちを伝えていきましょう。

 

女性の場合 ★★★ 用神は官鬼

官鬼の五行は金で、世爻は土で相生関係(土生金)になり、相手のことを思っているか、付き合いたいと思っている暗示です。

官鬼申金は世爻の長生の地でありますので、自分にとっては吉になります。

が、自分の原神であり、官鬼の忌神である子孫午火が官鬼申金に隠れて、これは相手に対する不満が内在している暗示です

かといって、不満を口にしてしまうと、子孫午火が官鬼を剋してしまうことになり、良くありません。

水風井という意味から、静かに相手のことを受け入れれば、長期的な付き合いも可能です。

 

金運 ★★★★ 用神は妻財

悪くないです。

世爻に妻財があり、五爻は大金ということで、すでにお金を持っているか、お金が手に入りやすい暗示です。

ただし、原神である子孫午火が伏神で隠れて弱くなりやすいので、長期的な金運を占えば良くないです。

子孫は楽しむ、快楽、安心などの意味がありますから、積極的に自分が楽しいと思えることをやっていけば、金運は上がってきます。

 

学業運 ★★★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

世爻に妻財がくるパターンの常ですが、あまり良くないです。

勉強、資格に意味のある父母を剋してしまい、あまり勉強に適した時期ではないからです。

が、五爻は貴重な爻位であり、剋するというのは悪い意味だけではありません。

管理、コントロールなどの意味がありますから、世爻、父母両方強ければ、自分が勉強を管理することが出来るので、勉強がはかどる可能性があります。

 

試験運ですが、勉強運よりも組み合わせが良いです。

世爻が官鬼の原神であり、これは生じる五行であり、自分が非常に合格したいと思っている暗示です。

五爻は貴重、偉いなどの意味がありますから、志は高いです。

が、官鬼は四爻と三爻にあり、自分の爻位より下です。

なので、第一志望には合格しにくく、少しレベルを下げたほうが、結果的に吉になる可能性が高くなります。

 

外出運 ★★★★ 用神は世爻

良いです。

世爻は道路の爻位である五爻にあり、これは出かける暗示です。

目的地は応爻ですが、五行は水になります。

世爻の土が応爻の水を剋する相剋関係になり、あまり良くなさそうです。

しかし、剋するという関係は、管理、コントロールなどの意味を持っていますので、世爻が強ければ、目的地をコントロールするということで、自分が思う通りに動けるのです。

 

創造力・アイデア運 ★★

まあまあです。

子孫午火は伏神で隠れて少し不利になりますが、飛神が官鬼であり、火は金を剋して外に出やすいです。

官鬼は仕事の意味があります。

これは、仕事の不運がキッカケになり、創造力・アイデアを発揮しやすくなります。

ただ、伏神の場合は基本的に隠れているので、例え外に出てきたとしても、短い間だけになりやすいです。

 

健康運 用神は世爻

世爻の原神である子孫午火は、病気の意味のある官鬼申金に隠れています。

火の五行は基本的に心臓、血管系を表します。

午火のある四爻は胸の爻位であり、午火も心臓で、これも心臓の意味が強くなります。

官鬼申金は病気の意味がありますから、子孫午火が隠れるということは、心臓、血管系の不調や病気が隠れやすいということになります。

 

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