五行易的 ”水地比” の見方(64卦シリーズ-64)

8月から続いてきたこのシリーズも、今回でやっと終わります。

最初は軽い気持ちで始めましたが、64卦全部説明するというのは、非常に骨が折れる作業であり、「やめちゃおうかな」って刹那がありましたが、書いている途中の新しい気づきがありまくりで、結局最後まで書いちゃいました。

話は変わりますが、上記の絵はカラヴァッジョの『法悦のマグダラのマリア』です。

カラヴァッジョは波乱の人生を送ったイタリアの天才画家ですが、この絵を描いた時は超悲惨な晩年です。

でも、超悲惨な時期ではないと、いや、超悲惨にならざるを得ない運にならないと、これだけ凄い絵は描けなかったと思います。

64卦でも運が良い卦・悪い卦、格が高い卦・低い卦、カッコいい卦・ダサい卦、年寄りの卦・若者の卦などがありますが、所詮は変化していく運気の様々な状態を表しているだけであり、長い目で見ればすべてが一過性のものです。

何が良くて何が悪かったかは、結局は自分が決めることなので、例え良くない卦が出ても、あまり一喜一憂しないように・・と、書こうと思いましたが、私も一喜一憂するときはあります(汗)

まあ、易に善悪の概念は無く、問えばいつでも答えてくれる(どんなに下らないことでも)パーソナルなAIみたいなモノ・・いや、私にとってはドラえもん的な存在であり、身に付ければ様々な場面であなたを救ってくれるでしょう。

また、自分の人生をオンラインゲーム化(易や占いを知らない場合はオフライン)することができ、このわけのわからない世界に生まれたことを、比較的フラットに楽しめるようになるメリットがあります。

少しでもこのブログで、易というミームの魅力に・・いや、呪いに少しでも取り憑かれるキッカケになって頂けたら幸いです。

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五行易的 ”地天泰” の見方(64卦シリーズ-60)

前回は自分の助けになる偉大な方が、家に来てくれる意味のある地澤臨でした。

そうです。

地澤臨は不甲斐ない『のび太』を未来から助けにきた偉大な『ドラえもん』を表しているのです。

ふざけているとお思いでしょうが、わかりやすく例えるとそうなるのです。

別に三国志の『三顧の礼』でも、良いですが・・・

 

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五行易的 ”地澤臨” の見方(64卦シリーズ-59)

前回は繰り返しの意味のある地雷復でしたね。

繰り返しといえば、いわゆる『ループもの』の作品群を思い出します。

映画だと『オーロラの彼方へ』、『バタフライ・エフェクト』、『ミッション:8ミニッツ』、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、アニメだと『時をかける少女』、『僕だけがいない町』など・・

どれも素晴らしい作品ですが、私が一番最初に感動したものといえば、SF小説の『リプレイ』です。

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ループものに必要なのは、主人公の死闘感だと思っています。


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