先月、関東でも雪が降りましたね。
もちろん予め占っていますが、おもしろい応期の表現だったのでご報告します。
問いは「明日は雪が降るか?」です。
雪なので父母午火が用神です。
日の卯木から生じられて強いですが、二爻にあり動爻ではありません。
次に卦中の動爻を見ます。
六爻は原神の寅木であり、日と同じで発動して強いですが、空亡である戌土に変わって弱くなりそうです。
四爻に兄弟戌土が発動して、雪の意味のある父母午火に変わっています。
このように変爻が用神に変わってくることは、非常に重要なポイントです。
なぜなら変爻は結果であり、雪が降ることを表しているからです。
兄弟戌土は空亡のまま日の卯木と相合しています。
これはどのように捉えたらよいのでしょうか?
占った時点は雪は降っていませんから、これは現状を表しています。
空亡で日と相合になり、動爻である寅木と戌土の力が発揮できていないので、雪がまだ降っていないのです。
問いは「明日、雪が降るかどうか?」です。
翌日は辰日です。
辰日になれば、戌土と相冲する地支になりますから、戌土の空亡が明けて日との相合が解かれます。
そうすれば、官鬼寅木が父母午火を生じるようになり、兄弟戌土が父母午火に変わることができます。
そしてこれは変爻が父母午火に変わり、変則的な寅午戌の三合局が成立出来て、雪が降るでしょう。
結果:
翌日の辰日の酉刻に雨が降り出しました。
戌刻からみぞれ混じりの雪が降り始めて、亥刻に完全に雪に変わりました。
子刻にみぞれに変わって止みました。
路面には少し雪が積もりました。