五行易的 ”天風姤” の見方(64卦シリーズ②)

前回は ”王の中の王” 的な堂々とした風格の漂う乾為天(けんいてん)でした。

64卦シリーズ第2回目は・・

 

天風姤(てんぷうこう)

 

 

です。

 

この卦自体の組み合わせをまず見て行きます。

上半分の外卦は乾(けん)ですね。

乾の意味は、天、円形、健全などの意味があり、人物でいうと皇帝、社長、父親などで、要するに天にいるもの、偉いものということで、神や仏の意味にもなり、食べ物でいうと果物の意味もあります。

下半分の内卦は巽(そん)で、これは細長い意味があり、巽を五行で見ると木ですから、樹木が想像できます。

そうすると、乾の果物の意味と合わせると、木に実った果実を想像できます。

果実の成長には陰陽の適度な混合(温度、水、土、日照などすべてに陰陽があります)が無ければ果実はうまく育ちません。

外卦が乾で強いもの、すなわち剛(男性)を意味して、内卦は巽でやわらかい、すなわち柔(女性)です。

この組み合わせは乾が外側を守り、巽が内側を充実させていることで、剛と柔が互いに助け合っているのです。

強い王(皇帝)に柔和な女性が保護されている形であり、これを后(きさき)という概念になり、非常に貴重な事であることです。

六親五類や爻位の観点から見ると、自分を表す世爻は初爻(一番下の爻)にあり、初爻は人体に対応させると、一番下すなわち脚の意味です。

また、現実の事象に対応させれば一番下は地面の意味になりますので、脚と地面の意味を合わせれば、歩行と解釈できます。

世爻に歩行の意味がくれば、何故歩行するか?その原因が必要になります。

応爻は他所、他人、相手、目的地を意味します。

基本的に人間は目的が無ければ行動しません。

この場合は、応爻に向かうことが目的となります。

道路の意味のある五爻(下から五番目)兄弟があります。

兄弟は友人の意味で、世爻の地支は丑で金の墓になります。

※金の縦のラインと丑の横のラインの交差するところを見てください

世爻に兄弟申金が入墓するということは、すなわち自分の手元に収める(来る)の意味がありますから、路上で友人(知人)に出会うと理解できます。

以上のことから、天風姤は思いがけない出会いの意味になるのです。

 

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★★★ 用神は官鬼

官鬼が応爻にあり、これは自分の職場、仕事、上司になります。

官鬼午火は世爻を生じて(相生関係)、その職場(仕事、上司)は自分を助けてくれるものになり、仕事運に有利になるのです。

ですが、初爻は一番下になりますので、職場での地位は低くなりやすいです。

 

異性運(男性) ★★ 用神は妻財

妻財卯木が二爻にあり、二爻は家の爻位で、女性が家に入るということで、結婚には悪くない卦ですが、妻財卯木から世爻が剋されて、女性が家庭内で強くなりやすいです。

また、卦全体から言えば、陰の爻が一つしかなく、あとは全部陽爻ということで、相手の女性は男性の知り合いが多く、恋愛のライバルが多くなりやすいので、注意が必要でしょう。

 

異性運(女性) 用神は官鬼

恋愛の場合 ★★★★★

応爻は相手の意味で、官鬼があって自分の好みのタイプでしょう。

また官鬼の五行が火であり、世爻を生じて相生関係であり、相性は良くメリットが多いです。

結婚の場合 ★★★

結婚になると、ちょっと意味合いが違ってきます。

二爻は家の爻位であり、子孫亥水があります。

これは、官鬼は午火で相剋関係になり、つまり家が官鬼を剋してしまい、夫が家にあまり寄り付かない意味になるからです。

 

金運 ★★★ 用神は妻財

二爻は家の爻位で、妻財卯木が伏神(本卦には現れていないこと)で隠れていますが、飛神の子孫亥水は妻財の原神(生じる)であり、少し有利になります。

 

外出運 ★★★★ 用神は世爻

基本的に出かける場合は、応爻が原神になり、世爻を助けるので問題はありません。

特に出張、契約(父母)関連など、ビジネス関係(官鬼)の外出ならば吉になります。

 

創造力・アイデア運 ★ 用神は子孫

子孫の五行が水で、世爻の五行が土であり、相剋関係で組み合わせは良くないです。

陽は目に見えるもので、陰は目に見えないものです。

天風姤は陰が一つだけであり、陰が少なすぎます。

これは目に見えるものに囚われやすいことを表し、創造性が発揮しにくいです。

子孫が強ければ、陰爻は一つしかないということは、陰が非常に目立つことで、意外なキッカケを掴めるかもしれません。

 

学業運 ★★★★ 勉学は父母 試験は官鬼

学習、勉学の意味のある父母が世爻にあるので、各種セミナーなどの勉強には有利な組み合わせです。

合格の意味のある官鬼が世爻を生じていて良いですが、官鬼や世爻の強さが弱いと、応爻は相手、ライバルの意味がありますので、競争相手が合格してしまう結果になりやすいです。

 

体調運 用神は世爻

世爻が強ければ何の問題もありませんが、弱ければ足の痛みや皮膚病、風邪、頭痛にかかりやすくなります。

何故かというと、世爻は足の爻位である初爻にあり、土は皮膚の意味があり、忌神である妻財が卯木で、痛み、神経の意味だからです。

また、初爻は心持、意識の意味があり、同じ五行の父母戌土が頭の爻位である六爻にあるので、頭痛になりやすいのです。

風邪の理由ですが、内卦が巽で、巽は風で、風が体内に入る、すなわち東洋医学でいう風邪ということですね。

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です