ある30代の女性は自分の健康運を占い、火沢睽が離為火に変わる卦を得ました。
未月丁亥日 空亡ー午未
健康運なので、世爻を用神とします。
世爻は月の未土から生じられて強いですが、世爻が白虎で日が亥水で病の地で病気があります。
白虎(びゃっこ)
六獣(六神)の一つ。白虎は日干が庚辛の時に初爻に配置されるので、金の五行の象がある。意味は激しい・怒り・猛烈・残酷・武器・血液・病気・医療関係・暴力・死亡・悲しいなど。
病(やまい)
十二運の一つ。病気・嫌なもの・怖い・怪我・気にかかる・不景気・繊細・誤りなどの意味がある。病気占いで良く使う。動爻になれば、病気に関係がある爻位になりやすいので注意すること。
亥水は忌神である父母巳火を冲して暗動させます。
忌神(きじん・きしん)
用神を剋する十二支の爻のこと。強くて発動すれば用神を剋して弱くするので基本的には凶。忌神は弱いほうが良い。もし、原神が強くて発動すれば忌神→原神→用神の連続相生となり結果的に用神が強くなり吉となる。
初爻と六爻にありますから、生まれてから死ぬまでということで、病気がなかなか治りません。
二爻に官鬼卯木があって仇神で、世爻を冲して原神を剋して、その上丑土も月破なって弱いです。
仇神(きゅうじん)
原神を剋して忌神を生じる爻のこと。忌神の味方である。直接的には用神に作用しないが、仇神が動爻になれば原神を剋して忌神を生じ強くするため、間接的に用神を弱め不利になる。
二爻三爻はお腹の爻位で、螣蛇、勾陳、土の五行は胃腸関係で、胃腸に病気があります。
螣蛇(とうじゃ)
六獣(六神)の一つ。螣蛇は日干が己の時に初爻に配置されるので、土の五行の陰の象がある。意味は珍しい・驚く・変な・意外・面倒くさい・不思議・曲がる・ねじれる・不安・芸術・技術など。
勾陳(こうちん)
六獣(六神)の一つ。勾陳は日干が戊の時に初爻に配置されるので、土の五行の象(陽・艮宮)がある。意味は不動産・土地・建築・事務室・役所・警察関係・素直・こぶ・転ぶ・動かない・鈍い・古い・サボるなど。
忌神である巳火は火であり、変卦の離為火で火で、炎症の意味で胃腸に炎症があるかもしれません。
相談者に確認すると潰瘍性大腸炎で悩んでいるとのことでした。