ある女性は今年転職したばかりですが、同性の上司の言動や対応が酷くて困っています。これからの仕事運を占い、雷沢帰妹の動爻なしの卦を得ました。
未月丁亥日 空亡ー午未
官鬼を用神とします。
官鬼は卦に二つありますが、いずれも特徴があるので両方見ていきます。
用神(ようじん)
吉凶判断の基準となる爻のこと。父母・官鬼・兄弟・妻財・子孫・世・応の中から選定する。占いの内容に合わせた用神を選ぶことができなければ、吉凶を正しく判断することができない。
用神多現(両現・再現)
卦に用神の六親が二つ現れることをいう。どちらを用神に選ぶか迷いやすいが、基本的には『より特徴のある派手な爻』の方を選べば良い。例えば動爻だとか、月破や空亡だとか、世爻や応爻にあるとかである。
官鬼巳火は日に冲されて暗動して世爻を生じています。
暗動(あんどう)
暗中に動く意。静爻が月から助けられて、日の十二支に冲されれば、その爻は動爻と同じような働きをする。また、月破や月から剋されてなければ、暗動が成立する場合も多い。
今年は巳年で太歳(たいさい)が卦に入っていますので、今年入社しました。
四爻の官鬼午火が空亡で、日の亥水に剋されて弱いです。
世爻は月に冲されて月破となり、月は会社の意味で、未土は上司の意味のある官鬼午火と相合して、白虎は残酷の意味で上司のパワハラに困っています。
官鬼自体は弱いのですが、五行が火で世爻を生じるので、仕事自体の相性は良いです。
相生(そうじょう・そうしょう)
生は生まれ出る意味と助ける意味を兼ねている。五行間での相手の力を増やす関係のこと。木生火・火生土・土生金・金生水・水生木の種類がある。生じられた五行は力を増すが、生じるは五行は消耗する。
官鬼巳火が暗動しているので、自分にとって有利なことで、相合する申月にその上司が辞める予定で応期になります。
申月になれば同時に世爻の月破も無くなるので、仕事運は良くなっていくでしょう。
応期(おうき)
占った物事が発生する時期のこと。五行易は五行や十二支で吉凶を見るため、過去や未来の五行の盛衰時期や年・月・日・刻の十二支に当てはめて各事象の発生期を判断できる。しかし、ぴったり当てるのは至難の技。
改善策ですが、◯◯のお守りを持つようにアドバイスしました。