久々にTVを観て大爆笑しました。
それは前回紹介した
出典:TV-asahi
の番組を観たからです。
ナスD というのは、部族アースで全身真っ黒になってしまった友寄ディレクターのことです。
ペルーのアマゾンに住む部族である シピボ族 の取材を行った際、刺青などで使われる果物(ウィト)の汁を塗りたくったために、真っ黒になってしまったのですが、
私はシピボ族と聞いて、ふと アヤワスカ を思い浮かべました。
以前、アマゾンの秘薬アヤワスカに関することをブログに書きましたが、
この番組に出ていたシピボ族はシャーマンがアヤワスカを使うことで有名なのです。
※私がアヤワスカを飲んだのは約18年前で、それ以来は一度も飲んでいません
番組では、ナスDがシピボ族の重要な収入源である民芸品の布を購入しますが、
私は布に描いている幾何学的な装飾模様が大好きなのです。
なぜかというと、あの装飾模様は
アヤワスカを飲むと見えるのですよ。
私の以前の経験から言えば、
アヤワスカを飲んで、変性意識状態になると、体の表面に幾何学的な模様が浮かんできます。
青、赤、緑、黒の半透明の線がキラキラと点滅する感じで、幾何学模様を形作りながら、流れるように見えるのです。
そのヴィジョンが非常に美しくて、それ以来忘れられません。
上記で紹介した アマゾンの呪術師 の本にもその幾何学模様はカラー印刷で載ってますので、知りたい方は読んでみてください。
話を ナスD に戻します。
真っ黒になってしまったナスDですが、その様子があまりにもおもしろすぎたので、勢いで占いました。
問いは「ナスDは真っ黒の状態から元の状態に戻るか?」です。
それが、
この卦になります。
まず今回はまったくの他人のことを占いますので、応(爻)を中心(用神)に判断していきます。
応爻は他所や他人の意味がありますので。
よって、応爻が ナスD のことになり、そこには子孫午火があります。
次は月日の十二支からの影響を見ていきます。
月は午火で子孫午火と同じ五行になりますので、五行が同じであれば、月から助けを得て強くなりますので、吉となります。
しかし、日は未土になり、子孫午火と 相合(そうごう)関係となりますので、午火が日に引っ張れて邪魔されて少し不利な状態です。
出典:wikipedia
※ピンクの線が十二支の相合関係になります。例えば、子と丑、亥と寅・・などです。
次は卦自体を見ていきましょう。
初爻(一番下)の妻財未土が発動(爻が変化すること)して、応爻と相合しました。
妻財未土は月とまったく同じ十二支で、応爻に対して不利な影響を与えていますので、ここが原因でナスDは真っ黒になってしまったのでしょう。
上記の卦には書いてはないですが、妻財未土の横に六神(六獣ともいう)である 玄武(げんぶ) があります。
※六神のことは↓の記事に詳しく書いています。
玄武の意味は、こっそり、隠れた、盗難、騙す、ずるい、賢い、汚い、湿気、邪気 と以前に説明しました。
八卦や十二支と同じく、六神にも 五行 があります。
- 青竜→木
- 朱雀→火
- 勾陳→土
- とう蛇→土
- 白虎→金
- 玄武→水
玄武は 水の五行になりますので、色に直せば
黒(笑)
になります。
妻財は食べ物の意味がありますので、それに加えて玄武の意味も組み合わせて解釈すると、黒くなる食べ物(ウィトの実)がキッカケとなって、ナスDの肌が黒くなってしまったことを表します。
ちなみに応爻がナスDだとすると、世爻は逆に他人の意味になり、その果物を勧めたシピボ族の女性になります。
妻財は女性の意味もありますし、妻財未土の存在する内卦は八卦である になり 坤(こん)になります。
出典:wikipedia
坤は母、歳をとった女性の意味がありますので、それがナスDを表す子孫午火と相合して、不利な要素とも解釈できます。
要するに、ウィトの実を美容にいいと勧めてきたのは、シピボ族のお母さんですから、そのお母さんが原因で肌が黒くなってしまったということです。
また、相合の意味は引っ張り合う、くっつくの意味がありますので、染料の付着で黒くなりました。
日の未土と初爻の妻財未土の ダブルの相合 により、ナスDに付着した染料はなかなか取れづらいことを表しています。
卦の詳しい説明はこれくらいにして、次はナスDの吉凶を見ていきます。
ナスDである子孫午火は月と同じ五行なので、基本的に強くて吉である程度はもとに戻ることを示しています。
また、二爻(下から二番目)に、子孫午火と同じ五行の子孫巳火が発動しています。
ここでは、同じ五行なのでナスDとして見てもかまいません。
子孫巳火は発動して強くなり、吉の要素を強めています。
しかし、先ほど説明した ダブルの相合 により、染料が取れるのは時間がかかります。
よって私の予想としては、
ナスDの肌の色は、除々に黒色が薄くなってきて、数ヶ月後には元の肌の色に近いところまでは戻りそうですね。