前回の続きです。
財布などが入ったリュックを電車に忘れた私は途方に暮れ、帰省前に占った卦を思い出していました。
壬寅(木)月 乙酉(金)日 空亡 午未
- 玄武 兄弟子水’’
- 白虎 官鬼戌土’応
- とう蛇 父母申金’’
- 勾陳 妻財午火 官鬼辰土’’
- 朱雀 子孫寅木’’世
- 青竜 兄弟子水’
坎(水)宮 水雷屯
赤字の妻財午火のところがお金、財布を表しています。
※妻財(さいざい)について知りたい方は下記をクリックしてください。
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ここが重要なところですけど、妻財午火は空亡(くうぼう)になっています。
空亡の意味は無くなる、消えるなどの意味になりますので、財布が消えることになります。
また、妻財午火は右横の官鬼に隠れていますよね。
これは卦に現れていないことを示して、伏神(ふくしんorふくじん)といいます。
伏神は隠れているという意味で、これも財布が隠れてしまう(失う)ことになります。
それで、財布を無くした当日はちょうど子(水)日で、相冲関係になり、午火を空亡から強制的に出してしまいます。
これは応期(おうき)といって、実際に物事(吉凶)が起きる時間を表すのですね。
また、妻財午火が官鬼辰土に隠れているのも良くありません。
壬寅(木)月 乙酉(金)日 空亡 午未
- 玄武 兄弟子水’’
- 白虎 官鬼戌土’応
- とう蛇 父母申金’’
- 勾陳 妻財午火 官鬼辰土’’
- 朱雀 子孫寅木’’世
- 青竜 兄弟子水’
坎(水)宮 水雷屯
なぜかといえば、官鬼の意味は災いや悩みになります。
この卦を見ると、六爻(ろっこう)すべてが静かで動爻(どうこう)がありません。
占った日は酉(金)日で、官鬼辰土と相合関係(そうごうかんけい)で、これは独発(単独で発動すること)と同じ意味になります。
すると、災いや悩みが出る意味が強まります。
が、自分自身を表す世爻(せこう)に安全、安心の意味のある子孫があるので、私自身に災いが起きるわけではなく、もっと軽い意味を表し、悩むことが起きる暗示になります。
以上のことから、財布(の入ったリュック)を無くしてしまうのは、帰省前に占った時から決まっていたことになります。