五行易的 ”水山蹇” の見方(64卦シリーズ⑬)

前回は、少年少女による純粋な関わりを表し、でも何せ少年少女ですから、多感で直情的になりやすい澤山咸(たくざんかん)でした。

 

今回は、

 

 

水山蹇(すいざんけん)

 

 

です。

 

 

この卦は四大難卦(水雷屯坎為水、水山蹇、澤水困)の一つであり、苦難、危険、閉塞、不通、憂鬱、妨害などの意味があります。

卦の組み合わせを見てみれば、良くわかると思うのですが、上半分の八卦は坎(かん)です。

坎の意味は水であり、危険を意味します。

下半分は艮(ごん)は止まるの意味がありますから、目の前に水があり危険を察知して止まるので、蹇(けん)は進みにくい、困難になります。

山(艮)を歩くのは結構しんどいです。

その上、山の上に水が流れているのですから、もっとしんどいです(汗)。

水の状況によっては通れるかどうかわかりません。

そういう困難な状況を思い浮かべて頂くとわかりやすいと思います。

 

六親五類や爻位から見ると、子水が六爻(一番上)にあります。

これは水を表し、六爻は一番高いところにありますから、山の頂上の水です。

世爻に水の原神である申金があります。

金は水を生むということで、自らが頂上を目指す意味という意味です。

その道すがらの五爻(道の意味)があり、五爻の五行は土で、頂上の水を剋して水を塞き止めている状況です。

水の性質は潤下(じゅんか)であり、下に流れることが普通です。

それが、水が上に留まろうとしていることは明らかに不順で、その水が原因で自分が困難な場面に遭遇しているわけですから、自分が目指す選択肢(頂上)が間違っているか、求めても願いが叶わないということになります。

目的地の応爻は初爻にあり、世爻の金を生じる原神であるので、本当は頂上を目指さずに素直に下山するべきなのです。

 

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★ 用神は官鬼

そのままでは良くないです。

官鬼の五行は火で、世爻は金になり相剋関係で、あまり発展性がなく、仕事が辛くなりやすいです。

ですが、二爻(下から二番目)の官鬼午火と五爻(下から五番目)の父母戌土が同時に発動(動爻)するのが有利になります。

なぜかといえば、官鬼は仕事で、五爻は偉い爻位であり、この場合は上司の意味になります。

官鬼午火→父母戌土→世爻(兄弟申金)と、五行が相生関係(連続相生)になり、最終的に自分が利益を得るからです。

社長、上司、実力者などの多数の協力を得て出世が叶う暗示です。

ですが、官鬼が単独で発動する(独発)と一転凶です。

他人は応爻で土であり、官鬼午火が応爻を生じ、世爻を剋して他人が有利になるからです。

 

異性運

男性の場合  用神は妻財

あまり良くないです。

妻財卯木が男性の意味のある官鬼に隠れて伏神となり、彼女や妻は他人に奪われる暗示です。

ただし、五爻の父母戌土が動爻になれば、隠れている妻財卯木と相合関係になり、世爻の金を生じて、父母が妻財を引っ張り出して、自分のところに来させるということで、親、祖父母、上司の紹介で出会い、結婚する可能性があります。

 

女性の場合 ★ 用神は官鬼

あまり良くないです。

官鬼の五行が火で、世爻が金で相剋関係になり、これは不和の暗示です。

また、官鬼に妻財が隠れて、妻財卯木が火の沐浴になり、これは裸になるの意味で、二爻は家になりますので、室内で裸になるような親密な関係を表します。

これは、相手は別の意中の女性(既婚者の場合もある)がいる可能性が高いです。

ただし、五爻の父母戌土が動爻になれば、官鬼午火を墓に入れ(入墓)、墓は収納、確保するなどの意味がありますから、世爻の金を生じて、父母が官鬼を連れてくるということで、親、祖父母、上司の紹介で出会い、結婚する可能性があります。

 

金運 ★ 用神は妻財

良くないです。

妻財卯木が隠れて伏神となり、飛神である官鬼を生じて、力が漏らされて、外に出にくく実体化しにくいです。

また、世爻に兄弟申金があり妻財を剋し、しかも同じ申金が二つあって、剋する力が二倍になり木の力を弱めてしまいます。

しかし、五爻の父母が発動すれば、上記で述べたように、妻財卯木と相合して、世爻を生じて、親、祖父母などの年上の人から資金援助をしてくれる可能性があります。

 

学業運 ★★★★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

学習の意味のある父母の土が世爻の金を生じて相生関係になり良いです。

しかし、試験運になれば不利になります。

なぜなら、官鬼が火で世爻が金で、相剋関係になり、官鬼が応爻(競争相手)の土を生じて、相手が有利になるからです。

 

外出運 ★★★★ 用神は世爻

目的地の応爻が土で世爻の金を生じて良いです。

しかし、カップル(死語)で出かけるときはあまり良くありません。

女性の場合は、官鬼(火)→世爻(金)になり相剋関係です。

男性の場合は、世爻(金)→妻財(木)で相剋関係です。

以上のことから不和が出やすいからです。

また、世爻に兄弟が来るときは、とかくエゴ(我)が強くなりやすいので、わがままな行動を慎むべきです。

 

創造力・アイデア運 ★★  用神は子孫

そんなに良くありません。

用神は子孫ですが、六爻にあります。

六爻は天の爻位であり、水の五行は知恵を意味します。

世爻は四爻にあり、四爻は門で、出入り口です。

そして申金があり、十二運でいえば水の長生になります。

これは、あなたが天の知恵(天啓)を受け取れるように、自分を育てている途中という暗示であり、まだその恩恵に預かれないという意味になります。

 

健康運 用神は世爻

もちろん世爻の強さ次第ですが、初爻(一番下)が一つだけ動爻になれば、精神的なショックを受けたり、気持ちが落ち込みやすくなります。

また、初爻は足の爻位になり、五行は土ですから、足の皮膚病(水虫など)になりやすくなります。

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