五行易的 ”離為火” の見方(64卦シリーズ⑰)

前回は、せっかく有力者に妹を嫁がせてメリットありまくりだったのに、妹が帰ってきて逆にデメリットが増えてしまった的な雷澤帰妹でした。

 

今回は

 

 

離為火(りいか)

 

 

です。

 

 

上半分の外卦は離があり、火を表します。

下半分の内卦も離で、すべて火の五行です。

火と火が重なるということで、この世にこれ以上明るいものはありません。

なので太陽という意味になります。

これは、天地にあまねく明るさが通っていることであり、麗(うら)らかな太陽が天の真ん中にあることを意味します。

よって、離は麗の意味があります。

 

また、離の形は、中の陰爻が外の陽爻に囲まれています。

この形を象とするのは、火自体が空虚(陰爻)なものであり、外が明るい(陽爻)からです。

これは、陰爻に周りに陽が付着(著)するということで、火は一度まとわりついたら、なかなか離れません。

また、急に燃え広がったり、急に消えたりして、状態が安定せず常に変化するという性質があります。

 

火の五行は炎上の性質を持ち、非常に情熱的でエネルギッシュなさまを表します。

そして、世の中を明るく照らすということで、人間の文化、文字の意味にも派生します。

 

六親や爻位から見ると、自分を表す世爻が六爻にあります。

六爻は天の意味で火の五行があり、これは天上にある太陽の意味です。

これは自らが太陽となりこの世界を照らしていることです。

ただし、世爻の兄弟には阻むという意味があります。

 

応爻に世爻の巳火と相冲関係である亥水があります。

これは水の意味であり、太陽(巳火)の熱で水から変化(相冲)して、気化して蒸気となります。

亥水は巳火を冲して剋する関係なので、水が蒸気となって天に上昇し、雲を作って太陽を遮るので、太陽(自分)にとっては邪魔者になります(世界を照らしたいのに、雲が遮って照らせない)。

よって離為火は不和の意味があるのです。

この卦は六冲卦(八純卦)であり、闘争、刺激、不安定、離れるなど意味がありますが、離自体に、読んで字のごとく 離れる の意味があるので、五行易で判断すれば余計にその意味を強めます。

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★ 用神は官鬼

悪いです。

官鬼亥水は世爻の巳火と相冲関係な上に、水から火は剋されて弱くなり、これは仕事が大変とか、苦痛だという意味になります。

もっと良くないのは、それが相手や他人の意味のある応爻にあるということです。

他人から助けてもらえないばかりか、不利益をもたらされます。

ですが、初爻(一番下)が一つだけ動爻となればいくらかマシになります。

 

 

異性運

男性の場合  用神は妻財

悪いです。

世爻に妻財を剋する五行の火があり、応爻は亥水で相冲関係な上に水に剋されて相性が悪いです。

そして、応爻には男性の意味のある官鬼があります。

これは、妻財酉金が官鬼亥水を生じて相生関係になり、特に妻財が一つだけ動爻になれば、相手は他の男性のところに行くという暗示です。

六冲卦なのも良くないです。

 

女性の場合 ★ 用神は官鬼

悪いです。

相手を表す応爻に官鬼があり、相手が好みの男性のタイプになりやすいですが、相冲、相剋で相性が悪く、特に相手から不利な状況がもたらされます。

六冲卦なのも良くないです。

 

金運 ★★ 用神は妻財

世爻の地支は巳火で、妻財酉金を剋すので相剋関係です。

しかし、巳火は特殊な十二支です。

酉金の長生の地であり、その為、火で鉱石を溶かして使える金属にするという意味で、少し妻財が強くなり、そこまで悪くありません。

が、世爻に兄弟があるということは出費、浪費の暗示であり、お金はあるだけ使ってしまうでしょう。

また、妻財酉金が一つだけ動爻になれば、応爻を生じてしまい(金→水)、他人にお金が流れていってしまう暗示です。

 

学業運 ★★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

勉強、資格運ではまあまあです。

父母卯木が世爻の巳火を生じるためです。

特に基礎的な学習をすると効果的でしょう。

が、試験運はかなり悪いです。

合格の意味のある官鬼が応爻にあるのは、競争相手が合格してしまう暗示です。

 

外出運 ★ 用神は世爻

良くないです。

世爻が六爻にあり、遠くに出かけやすい暗示ですが、目的地の応爻に悩みやトラブルの意味のある官鬼があります。

そのの上、応爻の十二支は亥水で、世爻の巳火を冲しながら剋します。

これは、目的地でなんらかの悩みやトラブルが起きやすいということです。

六冲卦なのも良くないです。

 

創造力・アイデア運 ★★★ 用神は子孫

そこそこです。

用神である子孫の五行は土です。

世爻は自分で、五行は火です。

世爻の火を強くするのが、創造性を獲得する鍵です。

離為火は文字通り、火が二つ重なります。

火は文学、美術を表すので、小説を読んだり、美術鑑賞すれば、世爻の火が強くなるので、創造性が高まるでしょう。

 

 

健康運 用神は世爻

特に対人関係でうまく行きにくいので、ストレスがたまります。

また、この卦は火の八卦が二つ重なっていて、世爻の争いの意味のある兄弟があり、しかも火の五行です。

なので、怒りやすくなり、争いごとを生みやすい暗示があります。

 

世爻の強さ次第ですが、六冲卦なので新しくかかった病気は吉になりやすく、長くわづらった病気は凶になりやすいです。

なぜかといえば、六冲卦は離れるの意味があり、新病の場合は病気がすぐに離れていくことを表す為です。

反対に長く患った病気は、すでに病気になっている期間が長いので、六冲卦が出れば不安定、激しいなどの意味になり、悪化する可能性があるのです。

 

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