諸口悦久実占録(一)を読み解く⑥

今回も非常に示唆に富む占例をピックアップしました。

 

占例8 宝くじ当たるや否やを占う。

断じて曰く、午火財星を持つ。
日、月相生して有気。甚だ吉象に似る。

蓋し、上爻酉金動く。
これ何を意味するや。
思うに父母を文章とす。然らば則ち、この占題に於いては券とし、また番号の文字とす。

いま、文字番号月破日破して、これを位に当たらずとす。

また、回頭絶に化す。終に路傍の列紙の如し。

果たして三枚の一枚も当たらず。

 

これは宝くじが当たるかどうか占った例です。

用神は妻財午火ですが、月日に生じられて強くて世爻にあって良いです。

しかし、六爻の父母酉金が独発しています。

諸口氏はここでは父母を宝くじの文字や番号と捉えています。

父母酉金が月破日破で弱く、金の絶に変わって番号が当たっていないと判断しています。

ここが諸口氏の判断の素晴らしいところです。

妻財の強さだけではなく、一件関係のなさそうな動爻の父母を番号や券と解釈する柔軟性です。

この例のように、宝くじなどの番号を当てるものは、妻財だけではなく父母の動きも重要になってくると分かります。

また、解釈を付け加えると妻財は火の五行で、父母酉金は妻財の「死」となり、独発の場合には用神が強くても凶になります。

六爻(上爻)は終わり、廃棄の意味があり、玄武(ゴミ)が臨んでいるのでのでただの紙屑になります。

 

現実的な問題として宝くじはかなり確率が低く、よっぽど良い卦ではないと大金は当たりません。

また、あらかじめ年運を占っていて妻財が弱い年であれば、その年内に宝くじを買っても大金は当たらないでしょう。

 

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