五行易的 ”火地晋” の見方(64卦シリーズ⑦)

前回は二時間サスペンスドラマのラストみたいな山地剥(さんちはく)でしたが、

今回は素晴らしい風景をイメージさせる

 

 

火地晋(かちしん)

 

 

になります。

 

なぜ素晴らしい風景かと申しますと、下半分(内卦)が大地の意味のある坤(こん)で、上半分(外卦)が太陽の意味のある離(り)で、まるで大地の上に太陽が昇りつつある様子を表しているからです。

晋は中国語では進と同じ発音(日本語も同じですけど)になりますから、進むの意味になり、どんどん太陽が昇り進んでいくことで、前進、上昇、向上、発達などを表します。

 

六親五類と爻位から見ると、初爻(一番下)は地面の意味になり、六親五類は父母が配当されています。

父母は地面の意味になり、土の五行も同時にあれば地であり、全部の意味を重ねれば、大地ということです。

すぐ上にある二爻は地面より高い爻位であり、十二支の巳火があります。

これは火は光を表すので、地平線から顔を出したばかりの太陽と解釈できます。

さらに六爻(一番上)にも巳火があり、六爻は一番高いところの意味がありますから、空高く昇った太陽と解釈できます。

六爻と巳火と二爻の巳火がまったく同じ五行であり、地平線から顔を出したばかりの太陽がさらに空高く昇って天上に到達していくことを表しています・・・

 

・・・

 

・・まあ、卦象から言えば良いことしかないですが、占う内容によっては、かなり吉凶が変わってくるので、それをこれから説明していきたいと思います。

 

また、この卦は遊魂卦(ゆうこんか)です。

卦を見ると、二爻と五爻は天人地で分けると、内卦の人の爻位、外卦の人の爻位となります。

共に陰爻で、これは家(二爻)にいる人が、道(五爻)にふらふらと遊びに出かけていくことを表します。

なので、遊魂卦は別れる、出かける、不安、さまようなどの意味があります。

 

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★ 用神は官鬼

五行易的に言えば、仕事運はあまり良くないです。

なぜかと言えば、官鬼の五行が火で、世爻の五行が金だからです。

火は金を剋しますよね?

これは仕事が過酷かキツイことを表しやすいです。

でも、五爻は社長や上司の爻位であり、父母も年寄りの意味がありますから、そこにうまく頼ったりして協力してもらうように仕向けることが開運の鍵になります。

 

異性運

男性の場合  用神は妻財

あんまり良い組み合わせではないです。

女性の意味のある妻財の十二支が卯木になります。

世爻のすぐ下にあり、距離は近いのですが、世爻の十二支が酉金であり、相冲関係(闘争、口げんか、離れる)です。

出典:wikipedia

※赤点線が相冲関係

しかも、世爻が金で妻財が木なので、木を切り倒すがごとく妻財卯木を弱めてしまいます。

世爻と妻財では、必然的に世爻が強いので、相手のことをイヤになるか、一方的に責めてしまいやすいので相性はあまり良くありません。

 

女性の場合 ★★ 用神は官鬼

官鬼を見てみると、五行は火です。

世爻は金の五行であり、官鬼が世爻を剋して(相剋関係)しまい相性はあまり良くありません。

しかし、官鬼の十二支は巳火で、世爻の金と長生の関係でもあります。

※金の縦ラインと十二支の巳の横ラインの交差するところを見てください

長生は、誕生、成長、源などの良い意味があります。

金を火で鍛えれば、貴金属に加工できるがごとく、あなたの成長を促してくれるような刺激的な男性かもしれません。

また、父母(年上の協力者)が間に入ることにより、うまくいく可能性があります。

 

金運 ★★★★ 用神は妻財

世爻の酉金が妻財卯木を冲しながら剋して、基本的にあんまり良い組み合わせではないような気がしますが、実はそんなに悪くありません。

世爻の兄弟酉金の原神である父母未土が二つ(再現)しています。

父母の十二支は未土であり、妻財卯木の墓になります。

※木の縦ラインと十二支の未の横ラインの交差するところを見てください

以前書きましたが、五行の十二運での墓の意味は、動けない、入る、保管、倉庫などの意味がありましたが、これは妻財の墓(墓庫ともいう)ことで金庫の意味になります。

原神の父母未土が二つあり、それが世爻を生じて、自分のところにお金が入ってくる意味になりますから、二ヶ所以上からお金を手に入れることになります。

また父母は家の意味がありますから、金運が良い家になります。

でも、妻財卯木自体が弱いと出費が多い意味になり、お金は入ってきません(泣)。

 

学業運 ★★★★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

勉強や資格系の運は良いです。

用神の父母は原神になり、世爻(自分)を生じるので、学べば学ぶほど身につくでしょう。

試験はちょっと不利な運です。

なぜかと言うと、官鬼巳火が世爻を剋して、ライバルの意味のある応爻にある父母を生じている為です。

これは他人(ライバル)に合格が奪われるという意味になります。

でも、官鬼と同時に父母も強ければ、官鬼の剋を父母が解いてくれて(火は土を生じ、土は金を生じる)合格は近くなるでしょう。

 

外出運 ★★★★★ 用神は世爻

目的地を意味する応爻が世爻の原神である為、良い運になります。(土の五行が金の五行である世爻を助ける)。

これはスムーズに事が運ぶことになる暗示です。

ただ、男性の場合は異性運のところで書きましたが、妻財卯木と世爻が相冲関係で、ケンカや口論などが出やすくなり、あまり良くありません。

 

創造力・アイデア運 ★ 用神は子孫

悪いです。

子孫子水は初爻に隠れて、飛神である父母未土に剋されて弱くなります。

初爻は意識の爻位です。

伏神で隠れているので、水も暗い、見えないなどの意味があるので、これは無意識です。

火地晋は現在昇り調子の運気です。

そのため、現実的なことに興味が行きがちになってしまい、繊細な無意識からのシグナルに気づきにくくなるのです。

 

健康運 用神は世爻

火地晋自体は勢いのある卦ですから、そんなに問題はありません。

ただ世爻が弱いと、金は肺系で四爻は胸部を意味して、肺に不調が出やすくなります。

また、原神である父母が弱かったりすると、父母は土で皮膚の五行になり、皮膚病になりやすくなります。

 

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