横尾忠則氏の命式を読む(三柱)

前回はモディリアーニでしたが、今回は現代のアーティストである横尾忠則氏の命式を見ていきたいと思います。時間がわからないので三柱のみですが。横尾氏はもちろん作品も良いですが、文章が非常に巧みで上手いので本もおすすめです。

 

1936年6月27日生まれ

日干は庚です。日支が辰で庚にとって良いもので、配偶者(蔵干の乙が入っていて干合)が非常に助けになるものです。実際、21歳で結婚して現在も仲が良いみたいです。この命式で特徴的なのは、木と火に囲まれた子です。異質なものに制御されれば発展が期待できます。食傷が制御されると、なぜその方面で発展するかといえば、五行易的にいえば逆太過か(弱すぎて強くなる)独発になるからです。

子は庚にとっての食傷になるので、パッと見ただけで表現者としては一流だとわかります。食傷は官殺を(規律)を剋するものです。アーティストは大体社会的な規範や常識を疑い、反抗することで作品で表現しやすいです。世の中に疑問を持っていないと、わざわざ芸術などは追求しないからです。また、日支の辰は自分がいる場所で水の墓になり、食傷は財を生じるものでこれでお金が入って来ます。

13歳から23歳までは丙申の大運です。命式に印(土)が弱く大運でも巡らず、強い官殺を相生出来なかったので美術大学には行かなかったのでしょう。24歳から丁に大運が変わって、剋する力が弱まって金も巡って弱い日干が強くなり、官殺(火)と日干に隣接した財(甲)の調和し社会的に発展します。実際はグラフィックデザインの分野でメキメキと頭角を表し、当時トップクラスの日本デザインセンターに入社しています。

33歳から印(土)が巡って来ます。官印相生で社会面では発展しますが、土は精神や宗教を表し、印も宗教や不思議な世界を表します。実際、この時期に三島由紀夫と親しくなったり、インドに旅行に行ったりしています。42歳まで土の大運が巡り精神世界にどんどんのめり込んで行きます。

43歳から水が巡って来ます。1980年(44歳)画家宣言をして世間を驚かせます。すでにグラフィックデザイナーとして大成功しているのにも関わらず画家に転向したからです。まあこれは当然の帰結かもしれません。若いころからずっと時流を読む・サービスなど意味がある財が巡って来ていません。財がないとサービス精神が発揮されず、自分の思う通りにやりたくなるからです。水は食傷であり芸術を追求したくなったのでしょう。

画家宣言を行ったキッカケというのは、ニューヨークで行っていたピカソ展だったと本人が言っています。ピカソの命式は以前ブログで書きましたが、日干が壬で時支が子で横尾氏の食傷と一致して、刺激されて画家になったのかもしれません。作風やスピリットを受け継ぐということです。

横尾氏の作風の特徴としては、日干に庚があり月干に甲があります。庚は陽の金で刃物で甲は木は紙と見立てると、紙を切り刻むということでコラージュになります。既存のものを組み合わせて作ることがうまいのです。また庚は刷新の意味がありますから、過去の作品を刷新するということで模写やオマージュが多いということになります。また火も強いので文章で表現することも得意です。

 

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