モーツァルトの命式を読む

クラシック音楽が好きなので、作曲家の命式を読み解いていきたいと思います。今回は天才作曲家モーツァルトです。演奏では特に妖艶すぎるワルター、控えた美しさのベーム、磨き上げた宝石みたいなヴァント、陰と陽が激しく衝突するアーノンクールがお気に入りです。あ、清涼飲料水みたいなミンコフスキも良いです。ピアノ協奏曲はベーム&ポリーニの超絶な美しさを味わってください。

 

 

1756年1月27日20時00分生まれ

日干は乙で隣接する干支が食傷(火)と財(土)が多くて、日干を強めるものが亥のみでやや弱いです。この中で異質な干支といえば、時干支の丙と戌です。命式には湿ったグループの勢いが強くて、食傷の丙と戌を制御します。この世で特異な才能を示す人はある五行が偏っている傾向があります。

季節で見れば丑月は凍った土ですから冬です。乙は草花を表し、亥があるので水気たっぷりなので、この乙は生きた植物になります。植物は凍った土では成長できません。暖める太陽が欲しいです。なので、時干の丙(太陽)が助けになって良いものになります。また火の五行は乙であれば大輪の花を咲かせるような美しいものです。

食傷は自分が表現するものです。火は文化・思想の意味があるので、素晴らしい芸術作品を生み出すと言えます。戌土は火の墓であり、作品の詰まった箱とも捉えられます。日支が丑と戌が相刑して戌を壊します。月支のも丑がありダブルで壊し続けると言って良いでしょう。丑は金の墓で金は音の意味があります。それらの事によって素晴らしい作品を作り続ける事が出来たのでしょう。

大運を見ると乙がもともと弱いので、7歳から水である印が巡って助けになり、良い教育を受けました。しかし、26歳までは丁亥の大運であり、才能は開花するのですがなかなか認められる機会がありません。27歳から丙戌の大運は時干支と一致して、まさに創作の黄金期です。

しかし、もともと命式に財が多くて日干が弱くて、いわゆる財多身弱になります。35歳(辛亥年)で亡くなるまでずっとお金には困っていたようです。丙は食傷で創作活動にとっては良いのですが、五行の調和が著しく不安定になります。また戌も燥の土であり日干を弱めます。以上の事から自分の身を削って創作し心身が消耗しすぎてしまったのでしょう。

 

脳内独り言64(四柱推命)

 

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