カラヤンの命式を読む

今回の命式はクラシック界の帝王と呼ばれた指揮者のカラヤンを見ていきたいと思います。カラヤンのおすすめとしては、ワーグナーとかオペラ間奏曲集などでしょうか。

 

1908年4月5日22時30分生まれ

日干は庚で強さを見ると、月支の辰が湿った土で日干を助けますが、月干と時干の火の官殺に挟まれ、日支は財で日干が消耗し、強くも弱くもない身中と捉えた方が良さそうです。なので、大運の流れの影響を強く受けそうです。

月干の火(官殺)がやや強いので、火が弱まる五行が来れば大成しやすいです。また日支の寅が制御されれば、丙が囲まれて制御しやすくなり、時干の丁も囲まれることになり名誉運が上がります。また、寅は時支の亥と相合していますから湿った木です。そのままでは火を生じることは難しいので、この面から見ても、官殺を制御する方向に向かえば成功しやすいです。

大運の流れを見ると40歳以降は庚申が巡り、日支の寅を冲剋して制御します。となれば良い運が巡ってきます。実際は47歳の時にベルリンフィルの指揮者になっています。その後も延々と金と水が巡ってきて官殺を制御し続けて、長い間トップに君臨し続けました。しかし日支は配偶者の場所であり、制御されれば安定しません。年支と日支が相冲で駅馬になります。実際は生涯で三度の結婚をしています。

80歳以降に初めて木の五行が巡ってきます。甲は火を強くする五行であり、子は庚の気を弱めて、申子辰の三合を形成し極めて水の勢いが強くなり、日干の消耗が激しくなります。実際は82歳(1989年・己巳)の時に心臓・血液で心臓発作でなくなりました。健康面では流年の影響は強まります。年支の申は庚の禄でカラヤン自身とも考えられます。巳は申と相合して火は心臓の意味があります。そして日支の寅がありますから三刑が揃って不利な要素が多くなり、亡くなってしまったのでしょう。

 

四柱推命のおすすめ本

 

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