娘は見つかるか?(太過の例)

ある男性は娘が急に家から居なくなったことを心配して占い、火天大有から沢天夬に変わる卦を得ました。

 

子供なので子孫を用神とします。

子孫子水は月日に剋されて弱くて、家から居なくなりました。

世爻が空亡でかなり不安で、白虎で焦せっています。

忌神である父母未土と仇神である官鬼巳火が発動して子孫を剋して帰ってこない・・

と判断してしまいそうですが違います。

 

子孫が月日に剋されてすでに弱いのに、わざわざ忌神と仇神が発動して不利なことを伝えるでしょうか?

忌神の父母未土は月日と同じ五行で強いです。

しかも、発動して仇神である官鬼巳火も発動して父母を生じています。

世爻も忌神である父母辰土であり、日に冲されて暗動して子孫子水を剋します。

ということは、逆に忌神が強すぎて太過で弱くなり、子孫が弱すぎて強くなり吉になります。

子孫は初爻にあり、あまり遠くへ行ってないでしょう。

火天大有も帰魂卦で、すぐに見つかるでしょう。

 

結果

占ってから1時間後ぐらいに、警察から娘さんを近所のスーパーで保護したとの連絡が入りました。

※五爻の父母未土は施設、建物の意味があります。未土には青竜で飲食関係の意味があり、発動して妻財寅木を墓に入れます。妻財は食べ物関係の意味があるので、スーパーで見つかったのでしょう。警察から連絡が来たのは、朱雀が知らせの意味で、発動して同じく知らせの意味のある父母に変わり世爻を生じるからです。娘さんが自ら帰ってこないのは、子孫自体に動きがなく、世爻が子孫を剋する五行であり、暗動して墓に入れるので保護する意味になります。世爻の空亡が日に冲されて明けるのは、空亡が無くなる→不安が無くなる意味になり、安心する→見つかるという象意になります。

 

太過については→五行易実践編②へ

 

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