断易精義も5回目になりました。
それでは読み解いていきましょう。
占い例57 あの女はものに出来るや
占日 酉月戊申日 空亡ー寅卯
記述では、応爻をその女性として、世爻が応爻を剋しているが、世爻の変爻に応爻の酉金が出て、世爻に妻財があるため可能であると判断していました。
結果はものに出来たそうです。
占った時は他人のため、用神を応爻としたのでしょう。
応爻は月日と同じ五行で強くなりますが、妻財を用神として見れば月日からの助けがなく弱いです。
また、原神の子孫寅木も月日に剋されて空亡で、世爻は応爻を剋していますので、普通に見れば無理です。
妻財が弱いのにわざわざ独発したのか?が焦点です。
もし、妻財午火が強く独発して酉金に変わったら、死の地に変わっておそらくダメだったでしょう。
この卦では妻財が弱くて独発し、本の記述通り応爻の酉金に変わったのが重要な点です。
世爻は応爻を剋して白虎があり、これは猛烈にアタックする意味です。
応爻側から見れば、金の沐浴の地は午火であり三爻はベッド爻位で、おそらく断りきれなくて受け入れてしまったのでしょう。
でも子孫が弱いので、ものに出来ても短期で終わったと思います。