卜筮正宗(ぼくぜいせいそう)の占例を読み解く⑥

卜筮正宗はいい本なんですけど、文章が重厚過ぎて読みにくいったらありゃしない・・

ということで、久しぶりにこのシリーズを復活させたいと思います。

 

五行易奥義 卜筮正宗(太玄社)

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午月丙寅日(空亡−戌亥)に、自らの病を占い、離の坎卦に之くを得るが如き。

 

午(火)月丙寅(木)日に自らの病気を占って、離為火から坎為水に変わる卦を得ました。

断じて曰わく「離火が坎水に化す。乃ち卦変の回頭之剋である。巳火の世爻は子水の回頭之剋を化出しており、名づけて『反吟の卦』と為すのである。目今は午の月にて火旺の時であり、日主が生扶しており、近来は碍げは無いのであるが、冬令には之れを防ぐべきである。」

離為火が坎為水に変わり、卦の回頭剋。世爻の巳火は発動して官鬼子水に変わっていて、名付けて『反吟の卦』となる。今は午月で火が強い時で、日の寅木が生じて世爻が強くて近いうちは大丈夫だが、冬は水が強い季節になるので、気をつけるべきである。

※離為火は坎為水に変わる卦で、これは全部の爻が発動しています。わざわざ自分の病を占ったわけですから、すでに長い間病を患っているとも推測できます。新病なら六冲卦は良いですが、これは長い病気と考えられるので、六冲卦は不安定の意味を持ち病気が悪化することが考えられます。また、卦の回頭剋(変卦の坎為水が本卦の離為火を剋する)であり、世爻自体も回頭剋になり悪化する情報です。

 

後、果たして戌月の丁亥日に死す。戌月の応ずる者は、世が墓に入る月である。亥日なる者は、世を剋して冲する日である。

結果は戌月の丁亥日に亡くなる。戌月は世爻が入墓する月であり、亥日は世爻を剋して冲する日だった。

※寿命の応期(物事の発生期)は、十二運では墓・死・絶の地で表すことが多いです。この場合には世爻が火の五行ですから、戌・酉・亥の十二支は有力な候補になり、実際の応期は墓と絶でした。

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