前回に続き五行易の名著である増刪卜易の例を説明していきたいと思います。
今回も感染症の例です(汗)
いやまあ日本中がパニックになっていましたが、現在は少しづつ冷静になりつつあるようです。
大手メディアも広告が減って慌てているのか(笑)やっと出口戦略のニュースやウィルスとの共存などの話が出てきているようなので一安心です(TVは観ないけど)
ウィルスに対しての恐怖バイアスを解くにはこの記事がいいんではないでしょうか?↓
https://www.asahi.com/articles/ASN433CSLN3VUCVL033.html
https://jp.quora.com/コロナウイルスは有史以来-ヒトと共存してきたはず
では、本題に戻って説明していきます。
第二十二 暗動章
即ち寅月己未日(子丑空亡)に女(むすめ)の痘を占って、坤の師卦に之くを得るが如き。
寅(木)月己未(土)日(空亡ー子丑)に娘の痘(感染症)を占って、坤為地が地水師に変わる卦を得ました。
子孫酉金を用神とします。
用神は月からの助けはないですが、日から生じられて強いです。
忌神である父母巳火が発動し、子孫を剋して病気に罹っています。
でも、三爻の兄弟丑土が日の未土に冲され暗動しています。
そうなれば巳火の剋を丑土が暗動することにより、巳火→丑土→酉金の相生の関係に変わり吉です。
※丑土は月から剋されているので、弱くて日破じゃないかと思われる人もいるかと思いますが、巳火が丑土を生じるので、暗動することができます。
記述には「当日の未か申の時に救いがある」とあります。
これは兄弟が子孫の原神なので、子孫の助けになるものと言うことで病気を治す人の意味に解釈できます。
日は目下の意味があるので、未土で丑土を暗動させた原因ですから、当日中が応期(物事の発生期)として捉えられます。
独発には応期を表すことが多いです。
巳火が動爻であれば、相合する申金が候補として上がります。
以上のことから、未刻か申刻に助けがあると判断したのでしょう。
結果
当日の申刻に医者に救われました。