前回、前々々回と「雪が降るか?」の占いでしたが、今回も雪占いの卦です(しつこい?)
先週の木曜日(2月7日)の天気予報は、2月10日と11日にかけて雨が降るとの予報でした。
しかし今冬は寒いので、急に気温が下がり雪が降るかもしれません。
天気予報が信用できない私は、少し不安になり五行易で前もって占って確認することにしました。
それが、この卦です↓
甲寅 ( 木 ) 月 庚午 ( 火 ) 日 空亡 - 戌亥 官鬼酉金 " 螣蛇 父母亥水 " 勾陳 子孫午火 妻財丑土 × 世 回頭生 子孫午火 朱雀 官鬼酉金 ○ 回頭生 妻財丑土 青竜 兄弟寅木 父母亥水 ’ 玄武 妻財丑土 × 応 回頭生 子孫巳火 白虎 震宮 地風昇(ちふうしょう)雷澤帰妹(らいたくきまい)
雪と雨は父母を見ていきます。
この卦では父母亥水が用神となります。
※天気占いの用神については↓をお読みください
まず、月建と日辰から父母亥水に対する影響を見ていきます。
月建は寅木であり、五行の相生相剋から見ればどちらでもないです。
しかし、寅木は亥水と相合します。
月建と相合すると、用神が少し強くなります。
逆に日辰に相合されると、邪魔されるなどの意味になり、マイナス面が多くなります。
次は日辰からの影響を見ていきます。
日辰は午火であり、父母亥水は生じられたり、剋されたりしていません。
なので、強くもなく弱くもなくの状態です。
次は空亡があるかどうか?を見ます。
占った日は庚午日で、甲子旬になり空亡は戌亥になります。
そうすれば、父母亥水は空亡になります。
空亡は『実体化していない』などに意味がありますから、占った日の時点では、まだ雨や雪は降っていないことを表します。
また、用神が空亡になると、月建や日辰から良い影響も悪い影響も受けにくくなります。
次に卦自体の動きを見ていきます。
用神は父母亥水ですから、水を生じる官鬼酉金が原神になります。
官鬼酉金は日辰の午火から剋されて弱いです。
しかし、官鬼酉金は動爻で、妻財丑土に変わり回頭生になりました。
回頭生は変爻から生じられて強くなることですが、よく見ると丑土は十二運では金の『墓』になります。
初爻にも妻財丑土があり、動爻で官鬼酉金を生じています。
変爻が子孫巳火(十二運では長生)に変わり、巳と酉と丑の十二支が揃って金の三合局を形成します。
そうすれば、官鬼酉金が強くなり、父母亥水を生じます。
が、官鬼酉金も月から剋されて弱いです。
これは、弱い三合局です。
また、父母亥水は空亡であり、官鬼酉金の生じる力を受け取れません。
父母は雨の意味もあります。
そうすれば、今回の場合は雪が実体化しにくいということで、雨が降るという解釈になります。
実際の結果ですが、2月10日〜11日にかけては雪が降らずに雨が降りました。
※ちなみに天気占いですが、今回の場合はわざわざ「雪が降るか?」と占ってますので父母が用神です。
例えば、「晴れるか?」であれば、子孫や妻財を用神にして見ていきます。
「台風が来るか?」であれば、風の意味のある兄弟や雨の意味のある父母を中心に見ます。
「明日の天気は?」などの具体的な天候を絞らない占いであれば、世爻を中心にして、各六親の強さや動きで判断していきます。