続・続・不運にあったときの対処法

前回からの続きです。

 

利用者さんを信頼することが、小さな問題行動を なかったことにする 鍵なのです。

これは利用者さんの可能性を信じるということですね。

いくら強度行動障害の方でも、相手を本気で信頼すれば、何かしら伝わるのものです。

 

私はいくら知的障害があろうが、問題行動があろうが、利用者さんのことを信頼していました。

確かに常識ではとらえきれない突飛な行動をしてきます。

危険なこともあります。

が、それは利用者さんの生きることへの表現でもあり、社会常識的に問題行動とカテゴライズしていることで、一概にその行動が問題とは言い切れないのです。

 

なので、小さな問題行動を なかったことにすること 、利用者さんの表現を認める行為でもあります。

そうすると、利用者さんには信頼の気持ちが伝わり、問題行動が減ってくるのです。

 

私の経験からの話を長々と書いてきましたが、これらのことが何故不運への対処法に関係するのでしょうか?

利用者さんの問題行動が多いと、支援員にとっての仕事運が悪くなると初回に書きました。

 

この観点からまとめると、

利用者さん→自分の運

問題行動が多い→不運

利用者さんへの信頼→自分の運に対する信頼

小さな問題行動はなかったことにする→不運が減る

 

となります。

 

人生では様々な出来事が起こります。

幸運な出来事より、不運な出来事が多いでしょう。

大きな不運は”なかったこと”にはできないでしょうが、自分の運を信頼しているなら小さな不運を”なかったこと”にはできます。

そうすると不運の総量が減り、大きな不運も結果的に少なくなります。

とりあえず、日々の生活の小さな不運(不満、イヤなこと)を なかったこと にすることから始めてみたらどうですか?

 

 

追伸:それでも”なかったこと”にできない方は・・・

 

 

今日は地球最後の日だと思ってください(笑)

 

 

そうしたら、小さいことなんてどうでも良くなります。

 

 

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感想(17件)

1件のコメント

  1. お世話になります。
    今朝、今年の仕事のことを考えたとき、このブログ内容を思い出し、読み返しました。
    先生お勧めの本も読んでいるのですが、先生の書かれている内容が心に響くことが多いです。
    先生のブログを読むことが多いので文章に対して目が慣れているのもあるのですが、ストンと入ってきます。
    いつもありがとうございます。

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