「占いブログなのにいいかげんにしろよ」って思う人もいるでしょう。
今回の作品は・・・
東京ゴッドファーザーズ 今敏
価格:5,535円 |
です。
この作品は、いつも年末に観たくなります。
ていうか、毎年年末に観てます。
それぐらい何度観ても飽きません。
なぜ、年末に観たいかというと、作品の舞台が年の瀬だからですね。
もちろん、それだけではありません(笑)。
この作品を観ると気分が良くなるからです。
毎回感動します。
観るたびに新たな発見があります。
もちろん、ラストにもちゃんとカタルシスがあるので観るたびに開放感にひたれます。
で、私の感想はここまでとして・・・
この映画がなぜ運を良くするのかを説明していきます。
では、あらすじをwikiから転載します。
自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ、三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾う。赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かけるが、行く先々で騒動が巻き起こる。
うーん、あらすじだけ見ても全然おもしろそうじゃない・・・
ふつうはホームレスの主人公たちなんて設定しないですよね。
クリスマスっていう設定もありがちだし・・・
赤ちゃんをひろうってのも突拍子がなくて陳腐に思えます。
名前も清子って・・
そりゃそうです。
このおもしろさは観てみないとわからないのですから。
実はこの話のおもしろさは、各キャラクターや環境の設定の妙にあります。
つまらなくて陳腐な設定じゃなきゃダメだったんです。
じゃないと、セレンディピティ(偶然な幸運)を表現するリアリティが描けません。
なぜでしょう?
社会的に不幸と思われている主人公たちだからこそ、偶然起きた幸運が光り輝いてみえるのです。
実際はこんなことありえないだろうというセレンディピティが何度も続きます。
が、その起きた事柄が妙に説得力を感じさせるのは、監督今敏のリアリティある演出の力でしょう。
主人公たちは清子という赤ちゃんをひろい、その親さがしの途中でさまざまな騒動に巻き込まれます。
そのたびにセレンディピティが起きます。
ここに、運を良くするヒントが隠されています。
清子がいなかったら、主人公たちは親さがしなんかしません。
清子を見つけたのは偶然です。
でも、そこから親さがしをしたいと思ったのは、主人公たちの意思ですよね?
目的がハッキリしたわけです。
親さがしをする過程でさまざまな厄介ごとに巻き込まれます。
でも、その厄介ごとが起こるたびに主人公たちに幸運が訪れます。
親さがしには直接は関係ないが、主人公たち自身の問題を解決していくような出来事です。
これは、主人公たちが予期していない形での幸運です。
この流れが重要なのです。
運が悪いと感じている人はこのセレンディピティの法則を理解していません。
何ごとも運を良くしたかったら、具体的な目的に焦点を合わせなければなりません。
とりあえず主人公たちみたいに何かを目指して行動していくしかないのです。
これは、必然を自分自身で作り出すことになります。
必然がないと、偶然は意味を持ちえません。
もちろん、セレンディピティが起きません。
また、もう一つ重要なことがあります。
運が良くなるまえには、いったん運が下がるということです。
夜明け前が一番暗いことと同じです。
いったん陰(凶)が強くならないと、そのあとの陽(吉)が強くならないのです。
陰は高く飛ぶための踏み台みたいなものです。
どうでしょうか?
ぜひあなたも東京ゴッドファーザーズを観て、運を良くするヒントをつかんでください。
あと、あなたがamazonプライムに加入しているならすぐ観れますよ。
※2024年11月現在は有料なっているみたいです。
てゆうか、他のくだらない作品を観てるくらいだったら、
すぐ観てください!!
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