KONE’S TONE(千年女優への道)  今敏

昔からアニメが結構好きで、美大時代にエヴァンゲリオン初号機をリトグラフで作ったこともありました(遠い目)・・・

んー、なんだか占いブログっていう体が崩壊してきたような・・・

 

まあ、いいや。

どうせ、独断と偏見の私的ブログですからね。

 

今回は私が大好きなアニメ監督である今敏(こんさとし)の本を紹介しますよ。

 

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この本残念ながら絶版です・・

なので、ほしい方は急いで買っといたほうかいいです。

今敏ですが、本当に実力のあるアニメ監督でこれからの活躍を期待されていた人でした。

 

過去形で書いたのは、もうこの世にいないからです・・・(泣)

2010年に永眠されていますね。

 

そういうわけで今敏のアニメ作品は本数はあまり多くありませんが・・・

 

 

外れ作品がないのです。

 

 

どれも、クオリティが高くて見ごたえがあります。

 

実はこれはスゴイことなのです。

 

例えば、時○かけ○○女で大ヒットを飛ばした○田○の最近の落ちっぷりたらないじゃないですか?

 

たぶん、あの人ネタ切れですよ。

 

もう、心から表現したいことが残ってないわけです。

 

クオリティの高いものを作り続けるのが、いかに大変かわかってもらえたのではないでしょうか。

 

今敏本人の漫画や原画を見てもらえばわかりますが、絵がメチャクチャうまいです。

 

まあ、絵がうまいのはあたりまえですね。

 

本人は武蔵野美大のデザイン科卒ですからね。

 

知っている方は多いと思いますが、美大の試験にはデッサンは必須です。

 

デッサンはすべての美術の基礎となるものです。

 

だいたいどんな科目でもデッサンの試験はあります。

 

デザイン科なので、鉛筆で石膏像や静物をキッチリ描いたと思います。

 

武蔵野美大はレベルが高いので、デッサンが相当うまくないと入れないと思います。

 

そういうことで絵がうまいのはあたりまえなのです。

 

今敏は非常に細密で硬質な線の絵を描きます。

 

画風から察すると、完璧主義者っぽいですね。

 

そうすると、必然的にアニメも完璧主義で手が抜けないので、結果的にクオリティが高くなっているのではないでしょうか?

 

それは、実際のアニメ作品を観てもらえれば確認できると思います。

 

話を戻します。

 

なんで、この本を紹介するかというと・・

 

 

創造のプロセスがわかるからです。

 

 

この本は、今敏のアニメ映画の製作過程を書いたブログをまとめたものになります。

 

内容は壮絶の一言ですね。

 

クリエイターがいかに命を削って作品を作っているのがわかります。

 

なので、ぜひ優れたクリエイターの作品にはお金を支払って注目してあげてください。

 

この本を読んで今敏の作品を見れば、本当に優れた作品に対しての鑑識眼がつきます。

 

 

他のアニメ作品を観るときの基準点といってもいいでしょう。

 

 

そうすると、ただ欲望の消費のためだけに創られる作品は自然に観なくなりますよ。

 

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