五行易占例:風邪はいつ治るか?(天山遯・年運との絡み)

ある女性は風邪を引きました。いつ治るかどうかを占い、天山遯風地観に変わる卦を得ました。

 

亥月己亥日 空亡ー辰巳

世爻の官鬼午火を用神とします。

官鬼午火は月日に剋されて良くありません。

原神も伏神で治りません・・と判断してはいけません。

なぜなら、この女性は今年の年運を占っており、そもそも健康運は良かったのです。

年運で世爻が強い場合には、例えその年に病気にかかったとしても大したことにはなりません。

世爻(せこう)・応爻(おうこう)

自分自身や自分が居る場所を表す爻のこと。反対に応爻(おうこう)は他人や他所を表す。世爻は六親五類が入るための入れ物と考えればわかりやすい。例えば、妻財が世爻にあれば財運に有利で、兄弟があれば妻財を剋するため不利となる。

 

とはいっても、今回の卦では世爻が弱いので、治りが悪いです。

四爻に世爻と同じ午火が現れて、発動して変爻の未土と合しています。

世爻が弱いので、長引くと想定すれば、応期は日ではなく月の可能性が高いです。

翌月は子月で、午火を冲して相合が解かれて応期になります。

応期(おうき)

占った物事が発生する時期のこと。五行易は五行や十二支で吉凶を見るため、過去や未来の五行の盛衰時期や年・月・日・刻の十二支に当てはめて各事象の発生期を判断できる。しかし、ぴったり当てるのは至難の技。

合は冲を待つ

応期を判断する上での重要なルールのこと。冲は刺激・離別・衝突などの意味があり、用神や他の爻が合していれば冲する十二支が巡って来ることで合を解消することができる。合が解消されれば、爻本来の働きを取り戻すことになるので、それが応期になる。

 

結果

翌日病院にいって、コロナとインフルの検査をしましたが陰性でした。

亥月中は微熱や鼻水が続き、症状が治ってきたと思ったら咳が酷くなりました。

子月に入るとだいぶ症状が軽くなり、結局治るまでに2週間ほどかかりました。

 

五行易・年運鑑定(2026・丙午年)

 

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