ある既婚者の女性は仕事運を占い、水火既済が水山蹇に変わる卦を得ました。
酉月甲辰日 空亡ー寅卯
去年(辰年)は調子良かったが、今年上手くいかなくなってきました。
→仕事運は官鬼を用神とします。去年は辰年で官鬼の地支と一致しています。今年は巳年で世爻の絶の地で、冲する地支で不安定な年になります。忌神である初爻の子孫卯木が発動して、本卦の官鬼を剋しつつ官鬼に変わり悩みがでます。
十二運(じゅうにうん)
五行のエネルギーの盛衰を十二支で表した名称。基本的には『長生・帝旺・墓・絶』が重要視される。主として日辰についてのみ用いられることが多いが、それは吉凶面の話である。具体的な事象を見る場合には月建も重要な情報源になる。
パニック障害になり5月から9月まで休みました。
→相談者を意味する世爻は月に生じられていますが、日が辰土で剋されつつ入墓しています。六爻も同じ五行なので本人として見れて、六爻は頭で子水は精神の意味があって、玄武は鬱傾向の意味があって、精神系の病気です。
日は辰土で五爻の戌土を冲して暗動して、世爻を剋して白虎があってこれも病気の意味です。独発した卯木が空亡なので卯月に発症しました。5月は巳月で世爻を冲して入墓を解いて、9月は酉月で卯木の空亡を解いて応期になります。子孫は官鬼を剋するものなので、仕事を休むという意味になり、変爻が官鬼に変わるので、仕事に復帰しました。
応期(おうき)
占った物事が発生する時期のこと。五行易は五行や十二支で吉凶を見るため、過去や未来の五行の盛衰時期や年・月・日・刻の十二支に当てはめて各事象の発生期を判断できる。しかし、ぴったり当てるのは至難の技。


