前に仕事と六親五類(りくしんごるい)との関係について書いたと思いますが、
今回はちょっと違ったアプローチから仕事運を改善出来る方法を説明していきたいと思いますよ。
私は20代のころ、整体の仕事をメインでやっていた時期がありました。
芸術を諦めた私は、ヒーリングに興味を持ちレイキ・ヒーリングやタオ指圧を習い始めましたが、タオ指圧の技法は気の治療ということで、マスターするのは時間がかかると体験してわかっていましたから、仕事として現場の経験を積みたいと思い、都内にあるリラクゼーション系のお店に勤めたのです。
そのころはクイックマッサージ系のお店がブームになっていたこともあり、お客さんはかなりの人数来ていました。
施術はもちろん、電話受付、精算などの業務もこなさなければならなかったので、土日祝の忙しい時は目も回るような忙しさでした。
だいたい1日10人ぐらいは施術に入っていたと思います。
食事もろくに摂れないので、かなり体力的に過酷な現場でした。
一日9時間ぐらいほとんど施術しっぱなしというのはやってみるとわかりますが、集中力を続けるのは容易ではありません。
まあ、整体といっても指圧系の施術が売りなお店だったので、どうしても親指の酷使が問題になります。
ある程度、親指自体は鍛えれば強くなりますが、限界があります。
親指を酷使していると、肺の経絡が通ってますから、呼吸が浅くなって体への負担が増します。
また、親指の皮膚が硬化して、割れて出血することも度々ありました。
ベッドでの施術なので中腰になる頻度も高く、腰への負担も強くなりますので、腰痛への対処も問題になってきます。
そんな理由もあり、一日の最初の方は体力、精神力は続きますが、さすがに5人目、6人目になるとキツくなってきます。
リピーターの人だと、ある程度は体の特徴、状態も把握していますから、そんなに大変ではないですが、新規のお客さんなどが来ると、どんな状態がわからないので非常に気を使います。
お客さんの反応や症状にあわせて、手探りで施術していくからです。
そこで、私は考えました。
自分の体力、精神力もある程度温存しつつ、お客さんの満足度も上げる方法はないのか?と。
その答えが、
少しづつサボる(手を抜く)という ことだったのです。