……….ただし、例外もあるが。
五行易では、世爻(せこう)が自分自身(占った人)を表すのはみなさんご存知だと思います。
特に自分の肉体面、精神面(原神も含む)に対しての吉凶を表します。
重視する占い内容として、年運、病気、風水、外出などです。
なぜなら、自分自身が病気にかかったり、災難にあったりする場合には、だいたい世爻が弱いです。
この場合には、世爻が弱くなる選択は全力で控えて下さい。
でも、それが全部悪い場合もなくて、それが本人の運気上のターニングポイントになる場合には、それは避けれません。
その体験が、その後の人生の行方を左右してくるからです。
大きな病気、事故からの生還、復活すれば、本人にとって重要な経験になり、大きく発展する可能性があるからです。
身をもって経験するというのが大事な過程になりうるのです。
だいたい、生まれてから恵まれた環境にあり、それが安定して続いて、自分が欲しいものが手に入り、素晴らしい結婚相手に恵まれ、子供も順調に成長し、最後は愛する家族に看取られて穏やかに死んでいく・・
そんな人生クソです。
思い通りにならないことがあるこそ、この世界の豊かさを受け取ることが出来ます。
思い通りにならないことは陰です。
陰は不運、凶を表しますが、重要なのはその陰からしか、陽(幸運、吉)が生まれないことです。
その陰から陽に転換する過程が超重要なのです。
私だって、若い頃は何もかもうまくいきませんでした。
長く縁があるものは、元々思い描いていものでは無く、全て意外な出会いからでした。
それも、最初はマイナスなイメージ(陰)があるものでした。
自分が最初からプラスイメージ(陽)があるものはどれも長続きしませんでした。
ちなみに意外や驚くという六獣は螣蛇ですね。
蛇という漢字が入っていますが、蛇は古代の人間にとって天敵でした。
だから、遺伝子レベルで細長いニョロニョロしているものには、びっくりして、警戒するようになっていると、何かの本で読みました。
螣蛇の意味は意外、変なもの、驚く、などの意味になります。
そこから貴重、希少価値、変わったもの、芸術などの意味にも派生します。
意外なものが、人生にとって超貴重なのですよ。
自分の元々持っている想像力、能力なぞ大したことはありません。
うまくいかないことがあるからこそ、何とかそれを打破しようとして、アイデアや想像力が生み出されます。
なんだか話がそれましたが、とりあえず世爻(自分)が強ければ、この世に自分自身が存在でき続けるので、多少運が悪くても何とかなります。
ではまず、周りと比べることをやめて、自分のクソみたいなところを許せ。
そうすれば、世爻は勝手に強くなる。
プロフィールに、仙人の境地になっておられるとのこと。
五行易に精通していくとどうしてそうなるのかな?と思って
今まで大黒天さんのブログ読みまくりましたが
今回の記事でストンと肚に落ちました。
私は54歳にもなってまだまだ仙人の境地に安定していませんが
自らの闇を見つめて道が開ける体験は多々あるので
腰を落ち着ける焦点がそれであると分かっただけでも儲けものです。
世爻をもっと鍛えたいです。
世比呂さんのお役に立てたなら幸いです。