最近、逃げ恥新春スペシャルと教場Ⅱのドラマを見ましたが、圧倒的に教場Ⅱの方が面白かったですね。逃げ恥は野木亜紀子脚本だからと期待していたのですが、テンポが不自然な上に原作にはないコロナ禍を入れましたからね。正直ガッカリしました。また、多様性を尊ぶようで実は超保守的な内容も非常に気になりました。まあ、タイトルが「逃げ恥」なので「自分が有利になるように逃げる」というテーマなのであれば、それはそれで合っていたかもと思いますが・・
教場Ⅱは警察学校の話で、そりゃありえないだろというエピソードもありましたが、作品全体として見た時に説得力があればいいんです。だってフィクションでしょ。キムタクは渋くてカッコいいし、脚本もテンポいいし、画面もダークなテイストで美しいし、音楽も合っていたし、かなり面白かったです。まあ、内容が暗いので新春に相応しいかどうかは別ですけど。ちなみにキムタク出演で好きなドラマと言えば「ギフト」と「眠れる森」です。
他で面白かったドラマと言えば、最近配信で復活しましたが、「池袋ウエストゲートパーク」と「タイガー&ドラゴン」ですかね。かなり昔の作品ですが、歴史に残る作品は何度見ても面白いですから。あとは、NHKの「昭和元禄落語心中」ですね。アニメ版も出来が良かったのですが、ドラマ版もかなり出来が良いです。あとは同じくNHKの「満願」も上質な骨太なミステリーで非常にクオリティが高くてオススメです。
なんだかドラマの話になってしまいましたが、ドラマが占いに役に立たないかといえばそうでもないです。ドラマには登場人物が出て来て、色々なシュチュエーションで、様々な行動を起こします。行動を起こすとなれば、もちろん理由も無ければ行動も起こしません。理由に説得力が無ければ視聴者側も感情移入も出来ないので、そのドラマの世界に入り込めません。
占いの場合には、行動が先で結果は後です。あらかじめ結果が決まっているので、過程は逆算することになります。だって結果が決まっていなければ、そもそも占いは当たらないことになりますよね?。当然、結果だけ言ってもクライアントは納得しづらいので、そうなる理由を推測し説明しなければ行けません。その場合にドラマ内での理由を説明する各描写が役に立つのです。※ただし良質なドラマに限る、なぜなら人間の普遍的な悩みや問題が上手く表現出来ている可能性が高いから。
どうしても自分の経験のみの推測だけでは限界があります。そこを良質なドラマ見ることで新たな視点を獲得し補っていくのです。まあ、別にドラマじゃなくても、映画や小説や漫画やドキュメンタリーなどでも良いのですけど。占いも人間の文化活動の一つではありますから、五行で言えば木(人)と火(文化)に属します。その点からもドラマとの親和性も高いし、あわよくば外応にも使えます。例えば、ドラマで不倫のシーンを見ていたor見たあとにタイミング良く異性運の占いの依頼があったら、不倫しているorされていると判断するとかです。