ワルターの命式を読む

前回のテンシュテットからは少し上の世代の指揮者になります。今回はモーツァルトが素晴らし過ぎて、楽屋でモーツァルトの霊と交信していたという噂さえ伝説として残っているブルーノ・ワルターになりますが、晩年の退廃的で甘美な感じもいいですが、壮年期の激しく棘のある薔薇みたいなも好きです。特に25番と36番がおすすめです。

 

1876年9月15日2:15生まれ

 

酉月生まれの丙です。これは秋の太陽や夕日の意味になります。丙が二つあるので非常に大きい太陽と言っていいです。しかし、酉刻は闇に向かう時間帯であり黄昏時になり怪しさも秘めています。月干の丁は星の意味があり、一つは丁で星が同時に見れるので非常に美しい風景ですが、死を連想させるイメージもあります。なので性格は二面性があります。ワルター自身、自伝で自分の中にはアポロ的な部分とディオニュソス的な部分が両立していると語っています。

小山内式で見れば、隣接は財(金)と食傷(土)で、官殺(水)と印(木)が巡ってくれば発展します。18歳から水が巡ってきて財との通変の調和が来ます。そうすると名誉運に良いことです。20歳の時にマーラーと出会います。25歳の時にマーラーにの招聘によってウィーン宮廷歌劇場の副指揮者となり、それ以降ウィーン宮廷歌劇場楽長、ミュンヘン宮廷歌劇場音楽監督、ベルリン市立歌劇場音楽監督、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長などを歴任し、指揮者として順調に成功していきます。

しかし、本人がユダヤ人だったことから、57歳からナチスから目をつけられ始めます。58歳から癸卯の大運が巡ります。62歳の時、ナチスはオーストリアを併合しユダヤ人を追放しました。ちょうどアムステルダムに演奏旅行中だったワルターはウィーンに帰れず、地位も財産も国籍も剥奪されてしまいます。家族も逮捕されたが4月にオーストリアを脱出、一家は9月にモナコ国籍を得ようとするが失敗、フランス政府が救いの手を差しのべフランス国籍を取得します。

盲師派で見れば、日干は戌で月支が酉で‪相穿‬(六害)で、日支は家庭の場所であり安定しにくいです。63歳の己卯年に次女が元夫から射殺されるというショッキングな出来事が起きます。時支の丑(陰)と戌が三刑になりこれも不利なものです。時柱は子供の意味があり、時干も己(陰)で日干の気を消耗させます。妻が財なら子供は官殺です。大運の癸は官殺(陰=娘)になり、卯は戌と合して子供に問題が起きやすくなったからでしょう。

64歳の時に第二次世界大戦が没発したので、ヨーロッパからアメリカに逃れます。戦中はアメリカの楽壇で活躍し、戦後の69歳以降にはヨーロッパの楽壇にも復帰します(甲辰の大運)。甲(印)は陽の干で丙を強める力が強口なります。食傷(土)が隣接していますので、日干は安定した状態で印と食傷の通変の調和で独自の世界観を発揮できます。

78歳で乙巳の大運に入ります。81歳(戊戌の年)心臓発作になりますが、しばらくして復帰します。この時に当時最新の技術だったステレオ録音でワルターの為に結成されたコロンビア交響楽団との作品群を残します。83歳で演奏活動は引退しますが、録音自体は84歳まで続きます。翌年の85歳(壬寅の年)でその激動の生涯を閉じました。

この記事を書いてて気づいたのですが、ワルターの命式の地支は酉、戌、丑全てに辛が入っています。丙と辛は干合で自分が追い求めるものです。辛は陰の金になります。金は音楽の意味もあるし宝石みたいな美しさがあります。また年干も丙があり非常に合が多いです。この面から見てもや音楽の陰の面ではなく、あくまで陽の美しさのみを追い求めた人生だったのでしょう。ですが、美しさを追い求めるあまり過剰になれば、結局は陰になってしまいますが。

 

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