五行易占例:電話で別れを告げられた女性(乾為天)

ある女性は現在付き合っている彼氏との縁を占い、乾為天兌為沢に変わる卦を得ました。

 

酉月庚寅日 空亡ー午未

昨日、電話で別れを切り出されました。

→官鬼午火は空亡です。応爻も彼氏の意味で、発動して退神になっています。退神の応期は変爻ですから、丑日になります。父母は通信や知らせで、応爻が世爻を冲するのは、電話をかけたこになります。世爻が螣蛇で突然の意味があり、急に彼氏が別れを切り出したのです。

退神(たいじん)

卦中の動爻が同じ五行に変わり、十二支の逆行順に変じること。動爻の勢いが減り衰退する象。子→亥・卯→寅・午→巳・酉→申・辰→丑・未→辰・戌→未・丑→戌の八種類あるが、実際に卦中に出てくるのは卯→寅・酉→申・辰→丑・戌→未の四種類。

 

理由は他に好きな女性がいるとのことでした。

→二爻に妻財があり、玄武は曖昧な関係です。日は同じ寅木でライバルの意味のある五爻の兄弟申金を暗動させます。五爻は重要な爻位で、暗動も曖昧、こっそりの意味があり、他に好きな女性が出来ました。

爻位(こうい)

爻の順番のこと。易をコインで立卦(擲銭法)するときは、一回目は初爻、二回目は二爻、三回目は三爻・・と陰陽を記録していく。実はこの順番自体が物事の発展過程を表している。位(くらい)の意味もあるので低級から高級などの階級も表す。基本的には、①時間経過(初爻が始まり、六爻が終わり)②上下(初爻が下、六爻が上)③遠近(初爻が近い、六爻が遠い)④内外(初爻~三爻は内、四爻~六爻は外)の意味がある。爻位が表す象意は爻位象(こういしょう)、または爻象(こうしょう)という。特に六爻占術で重要視される。

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官鬼午火が空亡で、世爻と応爻が相冲で退神で、六冲卦から六冲卦に変わり、もう縁がありません。諦めたほうが良いとアドバイスしました。なぜなら、卦の組み合わせが悪く、例え復縁できたとしても、長続きはせず再び別れることになるでしょう。このような縁は悪縁になりますので執着すれば泥沼化します。

爻冲(こうちゅう)

卦中の爻同士が相冲すること。月日の冲より影響力が弱いとされる。発動・暗動・静爻の爻冲があるが、発動して他爻を冲する場合が一番強い。場合によっては吉凶を左右したり、重要な象意を表したりするので見逃せない。特に独発の場合には要注意。

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