前回は、『午』の十二支でした。
午は同じ火の五行である巳に比べて、わかりやすいです。
金の五行が強くても、午火が単独で動爻になれば、そのまま金を剋して、凶になりやすいです。
巳火は金の長生(良い意味)の十二運なので、矛盾が生じて吉凶の判断が難しくなります。
また、土が弱くて午火が単独で動爻になれば、そのまま土を生じるということで、吉になります。
巳火は土の絶(悪い意味)の十二運なので、矛盾が生じて吉凶の判断が難しくなります。
今回は
『未』
です。
未の五行は『土』で、『陰』の十二支になります。
相冲は『丑』の十二支で、相合は『午』です。
三合(会)局は『亥卯未』です。
時間で表すと、未刻つまり『13時〜15時の間』です。
未月はおおよそ『7月』です。
方角は『南西』です。
※正確にいえば、南南西です。
夏に対応する方局は『巳午未』になります。正確にいえば『晩夏』です。
八卦に対応させれば『坤』です。
※坤の意味は大地であり母です。
十二支は申と未です。
申は水・土の長生であり、長生は産む・育むという意味があります。
未は木の墓であり、植物がたくさん生えている場所のことです。
なんとなく、大地っぽいイメージが湧きますね。
動物は『羊・鷹・雁』などです。
具体的な自然現象・場所・物で表すと、『桑の木・枯れた木・盃・果樹園・芝生・盆栽・医薬・衣服』などの意味になります。
※植物系の意味が多いですが、これは五行の木の墓だからです。
色は『黄色』です。
形は『四角い・平面・可塑性がある物』を表します。
数字で表すと『10』です。
※土の五行数は5と10です。
5は奇数なので、陽です。
10は偶数なので、陰です。
人体では、『胃袋・脾臓・小腸・手・肩・腕・乳房』などを表します。
人物では、『未年生まれの人』です。