非仙人との対話⑤(4マスの光)

非仙人シリーズ第五回になりました。

まだ、読んだことがない方は↓これが最初です。

仙人っぽい存在との対話①(もしかして老子的何か?)

 

 

ある日の瞑想中、ふいに非仙人がニヤニヤしながら現れて・・

 

非仙:ぐっどもーにん

 

私:!?

 

非仙:お前が飽きると思ってのう、こっちも気を使っておるのじゃ

 

私:はあ・・

 

非仙:何か質問したい感じじゃな、言うてみい

 

私:えー、じゃあ質問します

私:現実世界で生きにくいと感じている人は多々いると思うのですが、それに対して何かアドバイスありますか?

 

非仙:太過(たいか)の概念は知っておろう?

 

私:陰きわまれば陽となり、陽きわまれば陰となり・・とか、ある五行が強すぎる場合に結果的に弱くなるとかですよね

 

非仙:そうじゃ

非仙:何か一つの要素が極端に強くなりすぎると、逆の方向に向かってしまうのじゃ

非仙:まあ、現実世界でうまくいかない場合は宗教、スピリチュアル、芸術、恋愛、嗜好品などに傾倒しやすくなったり、依存しがちになる可能性があるのう

非仙:つまり、この世から逃げたくなるのじゃ

 

私:そうですね、私も小学生のころに任天堂のゲームウォッチが欲しくて、クリスマスの数ヶ月前ぐらいからそれとなくアピールしていましたが、実際にクリスマスになってみるとプレゼントが、赤い電気アンカ だったことがあります。

私:結局、親や他人は何にもわかってくれないのだなと思い、この世から逃げ出したくなったことがあります。

 

非仙:・・・・・話を戻してよいか?

 

私:はい・・・

 

非仙:でも、それでは現実世界ではうまく行かんじゃろ?

 

私:そうですね、それはそうだと思います

私:タオ指圧を習っているとき、師匠の教えと福祉の仕事のギャップに苦しみました

私:その教えが真実であれば、福祉の現場でも応用して使えるかなと思ったのですが、大違いでした。

私:まあ、少しは使えるところもありましたが・・

 

非仙:そうじゃ、それはタオ指圧の教えに傾倒しすぎたためにそうなった

非仙:スピリチュアルすぎてもダメ、現実主義すぎてもダメということじゃの

 

私:では、どうすれば良かったのでしょうか?

 

非仙:バランスを取れ

 

私:!!

 

非仙:つまり、綱渡りみたいな感じだと考えてもらってよい。綱渡りはバランスを崩したら落下するな?

 

私:はい

 

非仙:常に自分でバランスをとり続けないと、物事がうまく行きにくい・・

非仙:コツは「○○すぎない」と考えることじゃ

非仙:例えば、喜びすぎない、やりすぎない、考えこみすぎない、落ち込みすぎない、怒りすぎない・・

非仙:気分が上がりすぎたら少し休み、気分が下がりすぎたら少し行動するとか・・

 

私:わかりました

 

私:話を変えていいですか?

 

非仙:おう

 

私:社会的に地位が低くて、怪しい職業だと思われている占い師(自虐)についてどう思いますか?

 

非仙:ん、地位が低いとな?

 

私:はあ・・

 

非仙:高いとか低いとかどうでもいいんじゃがのう・・こっちからみてもあんまり変わらん

非仙:まあ、仮に低かったとして・・

非仙:低くなければわからんこともたくさんあるし、そんなに気にする必要はない

 

私:そんなものですかね

 

そこに 「光」という漢字が浮かび上がり・・

 

私:占い師が「光」ってことでしょうか?

 

非仙:そうじゃ

 

私:なんだか、ファイナルファンタジーみたいになってきましたねー

 

非仙:いや、そんな大層な勇者ものではない

 

私:えー

 

非仙:光という漢字でわざわざ表現したのは、それなりの意味があるのじゃ

非仙:未来は目にみえない・・一寸先は闇じゃろ?

 

私:はい、だからいろいろ苦労するのですが・・

 

非仙:その闇の中に懐中電灯で照らすぐらいの仕事じゃよ

非仙:せいぜいそれくらいじゃのう

 

私:ドラクエ的に言えば、ダンジョンに使う「たいまつ」みたいなものですね、4マス先しか見えないみたいな(笑)

 

非仙:じゃが!

 

私:うっ

 

非仙:時には、現実世界の人生において決定的な要素になりうるのじゃ

非仙:4マス先を大事にせよ

非仙:ダンジョンには思わぬ罠や宝箱が待っているかもしれんからのう・・

 

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