増刪卜易も8回目になりました。
この本はとりあえず占例が多いのがいいですよね。
第四七 延師章(教師を招聘すること)
寅月戊午日(空亡−子丑)自分の子供が教師に従ってくれるかを占って、火山旅が離為火に変わる卦を得ました。
判断
子孫が動いて回頭剋になっており、この教師に教わるのは良くない。
結果
教師の責めから逃げて橋のたもとに行き、転んで左足を折る。
・・という感じであっさりと書いてあるのですが、もう少し細かく見ていきたいと思います。
(家庭)教師を雇って勉学が上手く行くかですから、普通なら用神は教師、学習の意味のある父母を用神とします。
上の写真では父母は卦に現れてなく伏神です。
初爻に父母卯木が隠れていて月に旺じられて強いです。
これだけ見ればそんなに問題はないですが、初爻は子供の爻位であり、子孫辰土が臨んで子供自身の意味になります。
わざわざ初爻の子孫が発動して回頭剋になるわけですから、もし教師を雇ってしまえば子供に災いがあります。
また初爻は足の爻位であり、日は戊で六獣は勾陳になります。
勾陳は障害物・転倒の意味があるので、転倒して足を折ってしまったのでしょう。
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