たまには、この私も占い師らしい本を紹介したいと思う。
最近は西洋占星術やタロットなどが流行っている。
東洋系の占いには小難しい、専門用語が難しい、よくわからないなどの意見を良く聞くし、なぜだか東洋系の占い師は伝統を笠に着て、なんだか偉そうにしている。
内輪でテクニック的なこだわりに終始して、クライアントのことをちっとも考えていない。
確かに当てることは必要だと思うが、ただ当てりゃいいってものでもないだろう。
お客の潜在的なニーズに応えていない。
そりゃあ人気が出ないのは当たり前だ。
占い師がいるから占いが存在するのではない。
悩みを抱えた人々がいるからこそ占いが存在できているのだ。
このままでは、ファンタジーで神秘的でおしゃれな西洋の占いに駆逐されてしまうぞ。
せっかく日本人に生まれたからには、陰陽五行の理論を使った占いをしないでどうするのか。
そこで、その陰陽五行の理論を初心者でもわかるように説明した本を見つけたので、ここに紹介しよう。
それが、この本だ!
時を読む!財と投資の干支学 森田真守
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価格:1,620円 |
特に陰陽五行、十二支などを使った占いの初心者にぜひ読んでもらいたい。
干支学(かんしがく)とは、平たく言えば干支(えと)の天干(てんかん)と地支(ちし)の関係性で、毎年のおおまかな社会的な運の流れを判断していくものだ(個人的な運も判断しようと思えばできるが)。
万年暦で確認すればわかるが、今年は丁酉年で、天干が丁(ひのえ)で、地支が酉(とり)ということになる。
で、丁の五行が火で、酉が金になり、天干が地支を剋する関係で、陰陽で分けると両方陰ということだ。
※五行の関係性のことは↓の記事を参照してもらいたい
※十二支のことは↓の記事を参照をしてもらいたい
陰陽五行論は説明すると非常に長くなるのでこの辺にしておくが、初心者だけではなく、熟練者も読んでおいて損はない本であると断言する。
基礎の再確認にもなるし、著者独自の解釈もあるので新しい発見もあるだろう。
基本的にこの本は金運と投資に特化して、他の社会的な事象は書いてはいないが、やはり金運は人生にとって大事ではあるので、読んでおいたほうが無難だと思う。
ここで一つ忠告しておくが、占い関係(特に東洋系)の本はあまり売れないのですぐに絶版になる。
買えるときにさっさと買っておいたほうが絶対良い。
内容の良い本であればあるほど、あとで絶対中古の値段が上がるからだ。
この本を読んで気になった点が一つだけある。
ほぼ確実に株価が上がるという、ある天干の年を惜しげもなく公開しているのが、本書のキモの部分である。
それを知りたければ読んでもらうしかない。
しかし、残念なお知らせがある。
ある五行の天干の年が来るのが9年後になるのだ・・
これでは、すぐに株で投資が出来ないではないか。
そのタイミングの悪さがこの本に対しての唯一の不満である。
最後に天干に対しての理解の深まるとっておきの本を紹介しておくので、それを読んで準備をしておくのも良いだろう。
初心者でもかなり読みやすく、天干(十干)の説明がわかりやすすぎる良著である。
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・・・ほら、この本は絶版でしかも内容が良いので価格が上がっているだろう。