十二支の魔力

こんにちは、大黒天です。

 

今回は十二支がいかに不思議な魔力をもっているのか説明していきたいと思います。

 

十二支は子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥ですね。

 

十二支を私なりに考察しますと・・

四柱推命では、四つの柱(年、月、日、時)の各柱が天干(十干)と地支(十二支)で分かれます。

 

上が十干(じっかん)で、下が地支(十二支)です。

十干が陽(天)で、地支(地)が陰です。

 

十干は純粋な五行のエネルギーを陰陽に分けたものであり、軽くて大気みたいなものです。

その十干である五行のエネルギーが地に降りてきて、陰(地)の影響を受け、似た性質のものを引き寄せて、混ざり合い形作られて地支になりました。

混ざり合ったものなので、当然複雑化します。

なので、各地支には蔵干(ぞうかん)といって、天干が1~3個に分かれて入っていますよね。

でも、地支の一番影響力の強い五行のエネルギーは1個だけです。

その1個の代表的五行が各十二支に配当されていると思ってください。

 

んんん・・

かなり難しくなってきましたね(汗)

なので、簡単にまとめると、五行より物質的で重くて複雑性を持った生命の形で、似た性質を持つ動物に当てはめたものが十二支です。

 

そうすると、次の疑問が沸いてきませんか?

他の動物は他にもたくさんいるのに、十二支の動物が代表で選ばれたのだろうか?

 

その答えは・・

 

 

不完全だからです。

 

 

説明しましょう。

天の神様の秘密を天機(てんき)といいます。

中国占術の重要な考え方として、天機は不完全なものから漏らされるというのがあります。

天はもともと完全なものですから、そのままでは人間は知ることができません。

 

例えると、強固なセキュリティを持ったこの世界のオペレーションシステム(天)みたいなものです。

そう簡単にオペレーションシステムのプログラム(秘密)は知ることが出来ません。

 

でも、どんな強固なセキュリティだったとしても、なんらかの脆弱性はあります。

その脆弱性(不完全)が、オペレーションシステム(天)の秘密を知る手ががりになります。

 

ということで、十二支の動物は他の動物に比べると、足りないところ(不完全)があります。

それを手がかりに、陰陽の概念などに合っている動物から選び出したのが、十二支になります。

 

そうすると、占い師は天の秘密を漏らすハッカーとなります。

 

なんだか、マトリックスのネオみたいですね(笑)

 

つまり、十二支という脆弱性を持った情報を利用して、オペレーションシステムに浸入して、プログラムを覗いたり、書き換えたり出来るということですね。

 

でも、十二支は不完全だと説明しましたが、その不完全さゆえに独特の特徴を持っているということです。

逆にその不完全さは強みに変わります。

 

人間でもそんな人いますよね、ひどい欠点もあるんだけど、その欠点があるがゆえに、ある特化した分野では長所が際立ち、能力を発揮できる人々です。

ということは、十二支は使いようによっては、すごい能力を発揮するようになります。

 

十二支自体は、地支(地上の降りてきたエネルギー)なので、十干のエネルギーより重くて強くなります。

物質的で具体的なエネルギーだから、この地上生活でのあらゆる運命への影響を与えています。

 

五行易では吉凶判断の基礎となるのは、この十二支の五行の強さです。

 

具体的な情報として、十二支で吉凶を表現するのですから、それを逆手に取り十二支に相当するものを使って、運を良くしていくのです。

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