私はこの世で成金と呼ばれている人を見るとなぜダサく(うさんくさい)感じるのか?と常々考えてきました。※もちろん、ダサくないお金持ちの方もいることは重々承知してます、ごめんなさい(汗)
いくらお洒落に気を使っていたとしても、何かこう・・・たたずまいが・・うさんくさく見えてしまうというか・・
でも、これは五行易の観点から見てもしょうがないのです。
以前の記事でも書いたと思いますが、五行易の考え方に六親五類というものがあります。
官鬼、父母、兄弟、子孫、妻財の五種類ですね。六親は五行関係で成り立っています。
妻財はお金の意味になります。
父母は教養の意味があります。
例えば妻財の五行が土だった場合は、父母は水になります。
そうすると、土が水を剋する相剋関係が成り立ちます。お金である妻財が強くなると、父母を剋して弱くしてしまうのです。
だんだん言いたいことがわかってきましたか?
お金(妻財)がたくさんあると、教養(父母)が弱くなるのです。
成金は急にお金持ちになりますよね?
そうすると、妻財(お金)が父母(教養)を剋する力が強まり、成金はダサく(うさんくさい)見えてしまうのです。
どう取り繕っても、たたずまいや雰囲気に出てしまうのです。
欧米などの大金持ちが競って学問や芸術を身に着けようとするのはこのためです。
妻財(お金)が強すぎるため、父母(教養)を強くしてバランスを取り、その妻財(お金)をキープしつつ、一般大衆から尊敬を集めるために教養が必要なのです。
なので、お金持ちのみなさんはブランド品や高級車を買っている場合ではありません。お金持ちになったら、いの一番に教養を身につけなければならないのです。
「でも、教養っていったってどう身につければいいの?」というあなたに、ぜひ知っておいて頂きたいオススメの人がいます。
私が独断と偏見で選んだ人とは・・・
- 松岡正剛(教養全般)
- 横尾忠則(美術)
- 許 光俊(クラシック音楽)
以上の三人です。
私の中では勝手に教養の三銃士と思ってます。
私が選んだ基準としては、センスがあり独特の雰囲気を持っていて、なおかつ知識が豊富で、その知識をわかりやすく他人に伝えられる人ということです。
まあ、ただ私が好きなだけなんですけどね(笑)
みなさん有名なので、各自知っている方は多いと思います。
松岡正剛は、編集者でありながら”知の巨人”の異名を持つスゴイ人です。
この人は古今東西のあらゆる本を読みまくっているので、知識量が半端じゃないです。
千夜千冊というサイトがありまして、現在1500冊以上の本の評論をしています。
千夜千冊って言っているのに、ゆうに1500冊超えているというね・・。
千夜千冊を読むだけでも自然に教養が身につきます。
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横尾忠則は日本を代表する画家ですね。
私の美術観を育んでくれた師匠になります。
この人は言葉に関する直観が鋭くて使い方も非常にうまいです。
それでいて平易な文章で美術の本質とは何かを教えてくれます。
へたな美術評論家よりも横尾忠則のほうが魂に直結するスゴイ文章を書きますよ。
著作はたくさんありますが、最初に読むのであれば”名画感応術”が良いでしょう、美術の本質について学べますので。
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許 光俊は賛否両論のクラシック音楽評論家です。
過去にネットで炎上することもありましたが、私は大好きです。
結構過激なことを書くのですが、文章のうまさは東西随一と言っていいでしょう。
クラシック音楽って難しいですよね?この難しいことを読み手の感情を煽りながら、グイグイ読ませつつクラシックの本質に迫るその手法には頭がさがります。
最初に読むなら”クラシックを聴け!完全版”が良いでしょう。
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あと、日本文学についても書いている”世界最高の日本文学”という本もオススメですよ。