ある女性は付き合っている彼との縁を占い、水地比から水山蹇に変わる卦を得ました。
戌月壬申日 空亡ー戌亥
官鬼卯木を用神とします。
官鬼は月建と相合して少し強くなりますが、日辰は申金で剋されて弱くなります。
月建（げっけん）
月の十二支のこと。五行易で判断する時はまず月日からの一方的な影響で強さを判別するので、各爻にとっては絶対的な存在。古来から絶大な権力を振るうのはその月内だけという説があるが、問いの内容や様々な状況で変わったりするので、一概には言えない。
日辰（にっしん）
占った日の十二支のこと。日辰は卦の各爻に対しての主宰と言われる。主宰なのだから絶大な力を持つので、合起・合住・堤抜・暗動・日破・冲実・冲起・冲開・填実などの様々な作用を引き起こすことが出来る。
その上、発動して回頭剋に変わって良くありません。
よって上手くいかないでしょう。
回頭の剋（かいとうのこく）
回頭剋ともいう。動爻の十二支が変爻の十二支から剋されること。動爻が自ら弱くなるということで、用神や原神が回頭剋になれば一般的には凶である。また、回頭生・回頭剋は他の動爻からの生剋よりも影響力が強いとの説もある。
相談者の話だと、2年前の卯年から付き合い始めましたが、何度か口論になって、徐々に疎遠となり、今年から連絡が途絶えたそうです。
